免許証
知り合いのブログ記事で免許証の話題が出ていました.で,久しぶりに自分の免許証を眺めていて気付いたことが…
調べたらいつの間にか道交法が変わっていたようです.それによると,従来は普通自動車と大型自動車の2段階だったものが,普通(5トン未満),中型(11トン未満),大型の3段階になったんだそうです.
で,以前の普通免許だった人は自動的に中型免許(ただし8トン未満に限定)になるんだそうです.
う~ん,複雑な気分です.
実は私の免許証,見ていただくとわかるんですが原付と小特に文字が入っています.鋭い人はピンと来たかと思いますが,実はこれいつの日か全種類の免許を制覇するための布石だったんです(笑).
日本の運転免許というのはより上位の免許を先に取ると下位の免許は取れなくなります.たとえば自動二輪の免許を持っている人は自動的に原付にも乗ることができるので,後から原付免許を取ることができません.ですから原付→自動二輪の順に取らなければならないのです.同様に小特は原付以外のすべての免許で運転できる自動車なので,これも最初のうちにとっておかないと二度と取れなくなる免許です.私はそのことを見こして普通免許を取る前に原付と小特を先に取ったのです(ヒマだったんだねというツッコミはなしで 笑).
しか~し! 今回強制的に中型免許に分類されたということは,今後いくら頑張っても新規に普通自動車の免許は取れませんから(中型は普通の上位免許なので),私の全制覇の夢は崩れ去ったのであります(免許を一度失効させて取り直すという技もありますが…).
ちなみに小特というのは,小型特殊自動車のことで,定義によると
「ショベル・ローダ、タイヤ・ローラ、ロード・ローラ、グレーダなど国土交通大臣の指定する特殊な構造の自動車 のうちで最高速度が15キロ以下のもの」または「農耕トラクターなど,国土交通大臣が指定する農耕作業用自動車のうちで最高速度が35キロ未満のもの」
をいうのだそうです.とここまで考えてきゅうに沸いた疑問ががあります.それは
ドイツの1号戦車は小特で運転できるのか?
第1次世界大戦に敗れたドイツはベルサイユ条約で戦車の開発および保有を禁止されました.しかし,将来に備えて戦車開発技術を確保しておきたいという軍部の思惑もあり,農耕用トラクターという名目で極秘裏に開発が行われました.これが後に1号戦車となるものです.
この車がもし今の日本にあったとすればどうなるのかです.あくまでも名義は農耕用トラクターですから,もしこれで最高速度が35キロ未満なら立派な(笑)小型特殊自動車ということになります.
で,スペック値を調べると,初期のA型で最高時速37キロ,おしい! わずかの差で小特にはなりませんでした(大特免許が必要です 笑).
ちなみに小特免許は学科のみで実技はありません.私が受験した時は受験者は私ひとり,問題用紙は使い古されたよれよれの紙でした(もしかしたら問題が1種類しかないのかもしれません).難易度はかなり低く,後で試験官の人に満点でしたとほめられました(笑).
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