センター試験に挑戦
先週末に大学入試センター試験が行われていました.今年は一部で混乱があったらしくニュースでも話題になっていました.英語のリスニングに関しては機材を使うのでそんなこともあるだろうなとは思ってたんですが,そのほか社会科では問題冊子の誤配布があったとのことでした.
誤配布? なんでだ?
と不思議に思ったんですが,どうやら今年から社会科は2科目受験する場合には第1解答科目と第2解答科目があり,順番に問題冊子を配るんだそうです.そりゃトラブルが起こるでしょう.全国で何十万人もが受験する試験でこんな面倒なことをしたら起こらない方が不思議です.いくら事前に準備してもヒューマンエラーはゼロにはなりませんから.以前のように全科目の問題が入った冊子を一斉に配って,各自が必要な問題を解くスタイルじゃダメなんでしょうか.もしかして,無駄な紙を出さないようエコに気を使ったのか(いや,そこはケチらなくてもいいと思いますが).
なんにせよ,トラブルに会われた受験生が気の毒です.
さて,今日はちょっと時間があったので,このセンター試験に挑戦してみようと考えました.とはいえ,普段それ用の勉強なんかしていませんから,数学なんか受けた日には,ほとんど0点の可能性があります(笑).じゃあ,自分がゼロ勉でもなんとか太刀打ちできそうな科目はないかというと,「ここはやっぱり世界史だろう」ということで世界史に挑戦することにしました(センターの世界史は世界史Aと世界史Bがありますが,当然世界史Bを受験です).
大学入試センターのHPから問題にたどり着き,開始です.本来の受験時間は60分なんですが,面倒くさいので終わり次第終了にしました(結局30分くらいで終わった).
終わって自己採点をしたんですが,なんと79点! やるなあ~自分,などと思ってたんですが,この問題良く見たら平成23年度でした(要するに去年の).これは失敗と思い,改めて24年度のを探して再び取り組みました.
で,今度は 64点… 平均点が62点だそうなので,かろうじて平均点以上でした.悔しいので来年に向けて今年は受験世界史をちょっとやってみようかなとも思ったのでした.
| 固定リンク
コメント
護配布!とんでもない話ですよね。
今までは2科目受けて良いほうの点を採用してくれる大学が多かったのですが、今年から第1受験科目を採用する、と決めた大学が多くなってしまったのです。(だからあまり2つ受ける意味はないのですが、良いほうをとってくれる大学もあるので..)
しかもですよ。そのようにする、と言う変更は2011年の夏に発表されれたのです。普通、受験上重要な変更は、3年生になる前に発表されてきたはずですが、なぜ今年度に限ってこうなのか、全く理解に苦しむところです。
加えて、試験を主催する側のこの配布ミスの失態!! やはり大学入試センターを独立行政法人として生き残らせたこと自体が間違いだったと思いませんか?
私の教え子が被害にあわなくて本当によかった。今年の世界史Bは、私から見れば楽勝問題でしたが、倫理がここ数年になく面倒な問題だったので、配布ミスなどの動揺があったら絶対に解けなかった。
投稿: K.Yamagishi | 2012年1月22日 (日) 16:28
K.Yamagishiさん
こんばんは,コメントありがとうございます.
大学の講義はたまにあっても受験現場には無縁の世界にいるので今回の件は試験後のニュースで初めて知った次第です.
そんないきさつがあったんですか.
現場はたまったもんじゃないですが,それにしても事前に第1受験科目を届けておけば,問題冊子を一冊にしても問題ないように思うんですが,それも硬直化した官僚的発想でしょうか.
なんにせよ罪のない受験生が混乱する事態は避けなければなりませんね.
投稿: ビザ皇帝 | 2012年1月23日 (月) 12:33