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2012年1月 4日 (水)

今年は何の記念イヤー?

 2012年も今日から仕事始めのビザンチン皇帝です.

 さて,このブログでも毎年年初にはその年がなんの記念イヤーに当たるのかに注目を当てています.たとえば2006年は有名な作曲家W. A. モーツァルトの生誕250年でした.2010年は平城遷都1300年,2011年はマーラーの没後100年などがありました.

 それじゃあ今年,2012年はどんな記念イヤーなのか調べてみました.

① 石川啄木没後100年

 わが郷土岩手県が生んだ歌人,石川啄木の没後100年です.地元ではきっと盛り上がると思います.

② 中華民国成立100年

 1911年に起こった辛亥革命を経て清王朝が滅亡し,中華民国が成立してから100年の記念イヤーです.台湾では大いに盛り上がるものと思われます.

③ ナポレオンのロシア遠征200年

 フランス革命後帝政を開始したナポレオンが没落するきっかけとなったロシア遠征が行われて200年です.フランスで盛り上がるかは不明ですが,この時の様子を描いたチャイコフスキーの大序曲1812年はきっとあちこちで演奏されるんじゃないかと思います.

④ 巌流島の決闘から400年(?)

 宮本武蔵と佐々木小次郎による巌流島の決闘が行われたのが今から400年前の1612年(慶長十七年)であるという説が一部で取り上げられています.これについては詳細は不明な部分が多いようですが,舞台となった下関市の観光ホームページではその説に従って盛り上がっているようです(下関市観光ホームページ 今年中に行って確認してみたい気もします 笑).

⑤ ジャンヌ・ダルク生誕600年

 14世紀から15世紀にかけて起こった英仏百年戦争,その末期に劣勢だったフランスに出現した英雄ジャンヌ・ダルクが生まれたのが今から600年前の1412年です.日本では室町時代に当たります.

⑥ アーヘンの和約1200年

 ビザンチン帝国関連の話題ではこちら.当時西ローマ皇帝を名乗り始めたフランク王シャルル・マーニュ(カール大帝)に対して当時のビザンチン皇帝はそれを承認しない方針を取っていました.しかしブルガリアの勢力によって帝国内が脅かされる状況となったことから妥協が図られ,812年にアーヘンの和約によって一応の承認が与えられたものです.

⑦ 杜甫生誕1300年

 唐代の詩人にして詩聖と呼ばれる杜甫が生まれて今年で1300年です.

⑧ ミルウィウス橋の戦い1700年

 これもビザンチン関連の話題です.ローマ帝国の首都をローマからコンスタンチノープルに移した皇帝コンスタンチヌス1世,彼が皇帝の地位に昇り詰めるきっかけとなった戦いがこのミルウィウス橋の戦いです.今年はその戦いから1700年になります.

⑨ カリギュラ生誕2000年

 一番きりがいいのがこの話題でしょう.ローマ帝国第3代皇帝カリギュラ(ガイウス・カエサル・ゲルマニクス)が生まれて今年で2000年です.昔彼を主人公に据えた18禁の映画がありましたが,狂気に満ちた皇帝だったことは確かなようです(暴君として名高い第5代皇帝ネロは彼の甥にあたります).

⑩ 孟子没後2300年

 前項のカリギュラとは正反対のイメージがある人物ですが,思想家としても名高い孟子が亡くなったのが今から2300年前の紀元前289年だそうです.

 という感じです.今年は音楽関係の記念がありません.どうやら来年のヴェルディ&ワーグナー生誕200年に向けて英気を養えということかもしれません.

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コメント

こんばんは、ビザ皇帝さま。
石川啄木没後百年は私も新聞で知りました。
ところで、「函館時代が一番幸せだった。」と墓まで立待岬にある啄木ですが、故郷岩手の方々はどう思っていらっしゃるのかな?って、いつも思ってしまいます。(ちょっと残念?)

投稿: きらめき快男児!! | 2012年1月 7日 (土) 01:22

きらめき快男児!!さん

こんにちは,コメントありがとうございます.
そうなんですよね,啄木が一番愛着を感じていたのは函館だったと思います.
地元時代には嫁姑の葛藤などもあり,楽しい日々ではなかったでしょうから.
ただ地元の人間はあまりその辺,深くは考えてないかもしれません.

投稿: ビザ皇帝 | 2012年1月 7日 (土) 11:52

ちょっとWikipediaで調べてみたら
1862年にドビュッシー(およびディーリアス)が生まれています。生誕150周年ですね。
他にもクリムト、メーテルリンク、森鴎外、新渡戸稲造がこの年生まれのようです。

投稿: K.Yamagishi | 2012年1月23日 (月) 10:40

K.Yamagishiさん

 1862年,ドビュッシーがその年でしたか.
文久二年という言い方もできますが,国内で尊王攘夷運動が最も激しかったその年に生まれているなんて非常に印象的です(爆).
 しかし,生誕100年でもまったく盛り上がらなかったショスタコービッチの例もあるので,ドビュッシーもあまり期待できません(笑).

森鴎外と新渡戸稲造は同い年だったんですね.

投稿: ビザ皇帝 | 2012年1月23日 (月) 20:41

はじめまして。2012年は、巌流島の決闘の400周年ではありません。『小倉碑文』(1654年)と『沼田家記』(1672年)には決闘の時期は書いてありません。『五輪書』(1643~45年)には決闘の事は、何も書かれていません。慶長17年は、『武公伝』(1755年)ではじめて登場し、『二天記』(1776年)で4月13日という出所不明の日付が書き加えられました。

投稿: なんてこったい(!!) | 2012年1月25日 (水) 20:26

なんてこったい(!!)さん

ご訪問&コメントありがとうございます.
勉強になりました.世間で流布されている通説を鵜呑みにしてはいけないということですね.

該当記事に修正を加えておきます.

投稿: ビザ皇帝 | 2012年1月25日 (水) 21:05

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