ゴルゴ13
アフリカのサファリの一日は,朝と夕方にサファリを楽しみ,間のお昼はロッジでくつろぐというパターンです(日中の暑い時間帯は動物も暑くてどこかに隠れているため).この時間のことをシエスタといいます(スペイン語).シエスタはいうなればロッジでうだうだする時間というわけです.
さて,そんなシエスタの時間,昼寝しててもいいんですが,テラスで読書というのも洒落ています.ただ,難しい文学書などを読むのはきついです.かといってあんまりにも柔らかすぎるのもアフリカのワイルドな気分に合いません.そんなシチュエーションにぴったりなのが,表題のゴルゴ13です.
(写真1) 電子図書化されたゴルゴ13
ゴルゴ13はさいとうたかお氏による劇画で,1968年から現在まで実に40年以上にわたって連載されている作品です.回数的には週刊誌連載であるこち亀の方が上なんですが,連載期間という点ではゴルゴの方が上です(どちらも連載開始以来一度も休載していないという点は共通,これも凄い話です).この作品はゴルゴという一人のスナイパーを通して,世界各地の政治・経済から文化など様々知識がちりばめられています.アフリカなどが舞台になることも多く,こういうネイチャー系の旅行のお伴にぴったりです.
(写真2) ちょうどアフリカの象牙の密漁がテーマの作品「アイボリーコネクション」
ただ,かさばる本を持っていくのもなぁと思ってたんですが,今では電子書籍にもなっていることを発見,新規に購入して iPad にダウンロードして持っていった次第です.
昼下がりのシエスタにゴルゴ13を読むのはなかなか楽しいものがありました.
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コメント
こちらもビザ皇帝様、こんばんは。
アフリカでゴルゴ(しかも電子書籍とは)意外と合ってるかもですね。
たまたま入った食堂で見たゴルゴ本で、25年前の作品なのに、福島原発の事故とそっくりな状況を取り扱ってるのがありました。先見の明と言うか、現実の先取りですね。(裏を返せば、原発の危険性は専門家から見れば昔から当たり前って事?)
投稿: きらめき快男児!! | 2011年8月21日 (日) 16:21
きらめき快男児!!さん
こちらにもありがとうございます.
某所で見たんですが,床屋に置いてあるコミックの第1位がゴルゴ13なんだそうです(そういえば自分も床屋でゴルゴを知ったような).
世界中で活躍しているゴルゴですから,このシリーズで世界の現代史や地理が勉強できてしまいますね.
ゴルゴの核汚染の話,私も覚えています.
投稿: ビザ皇帝 | 2011年8月22日 (月) 18:25