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2011年8月31日 (水)

時計のバンド

 腕時計のバンドが壊れました.

 今使っている腕時計,実はクレジットカードのたまったポイントで入手したものです.アナログ式ですが,太陽電池の充電いらず,しかも電波時計で合わせも不要と,ものぐさな自分にピッタリな一品です.

 そんな腕時計,毎日使っている宿命からか,このほどバンドが壊れてしまいました.

Tokei_001 といわけでネット通販を利用して新しいバンドを購入した次第です.時計のバンドなんてこれまで気にしたこともないんですが,いろんな種類があって値段も様々ですね.クロコダイルなんてバンドだけで軽く1万円越えるし(昔,刑事コロンボで時計のバンドが欲しいとコロンボが高級店に入って店員から値段を聞いたのはいいが,時計本体と合わせた値段と勘違いしたという場面を思い出した).

 結局安いレザーのやつにしました.

 で取り付けですが,商品と一緒に取り付けの解説書も付いていたのでそれを見ながら行いました.手先が器用じゃないので不安でしたが,数分でめでたく完了となったのでした.

Tokei_002 腕時計といえば,以前はデジタル式を愛用していましたが,最近はアナログ式の方がいいなと思うようになりました(パッと見で時間がわかるからか?).

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2011年8月30日 (火)

第43回埼玉寮歌祭

 先週の土曜日,午後に埼玉県大宮市で行われた第43回埼玉寮歌祭に参加してきました.

Saitamaryoka_001(写真1) 今回のパンフレット

 寮歌についてはこのブログでも時々取り上げていますが,旧制の高校学校を中心とする寄宿舎の歌のことです.今でこそ音楽というとオペラや教会音楽を中心に愛好している私ですが,深層心理には寮歌が潜んでおり,時々首をもたげてくるのでした(要するに旧制高校的なノリが好きなんです).

Saitamaryoka_004(写真2) 各校ごとに舞台にあがって歌います.

 ただ,旧制高校を現役で過ごした人たちも高齢化しており(もっとも若い人でも80歳くらい),全国各地で開催されていた寮歌祭も次々に終焉を迎えています(私が参加したことのある中では,日本寮歌祭と群馬寮歌祭がともに昨年で最終回でした).そんな中,この埼玉寮歌祭はこれからも続けていくとのことでした.

Saitamaryoka_009(写真3) 北大予科の幟は "Boys be ambitious" です

 

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2011年8月24日 (水)

カレーの位置

ブログネタ: カレーライスを食べるとき、カレーの位置はどこ?参加数

 今日はココログのブログネタに挑戦します.テーマはカレーライスを食べる時,カレーの位置はどこ? です.

 日本の国民食ともいえるカレーライス,手軽に栄養とカロリーを摂取できしかも美味しいということなしの優れた料理です.そのルーツはというと,帝国海軍にあるようでその流れをくむ海上自衛隊では,今でも毎週金曜日にはカレーを食べているそうです.

 で,テーマのカレーの位置ですが,あまり考えたことがなかったです.

 けど食べやすさということを考えてみたら,器の左側にライス,右側にカレーがあった方がいいような気がします.というわけで,今は亡き仙台の某大学教養部第2食堂(通称貧食)でのカレーの写真を引っ張り出してみました.

Noshiro_004Pa300031_5


 こうしてみるとやっぱり無意識のうちにライスが左に来るようにセットしています(学食なので自分で取ってトレイに置く).


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2011年8月21日 (日)

ゴルゴ13

 アフリカのサファリの一日は,朝と夕方にサファリを楽しみ,間のお昼はロッジでくつろぐというパターンです(日中の暑い時間帯は動物も暑くてどこかに隠れているため).この時間のことをシエスタといいます(スペイン語).シエスタはいうなればロッジでうだうだする時間というわけです.

 さて,そんなシエスタの時間,昼寝しててもいいんですが,テラスで読書というのも洒落ています.ただ,難しい文学書などを読むのはきついです.かといってあんまりにも柔らかすぎるのもアフリカのワイルドな気分に合いません.そんなシチュエーションにぴったりなのが,表題のゴルゴ13です.

P8200001(写真1) 電子図書化されたゴルゴ13

 ゴルゴ13はさいとうたかお氏による劇画で,1968年から現在まで実に40年以上にわたって連載されている作品です.回数的には週刊誌連載であるこち亀の方が上なんですが,連載期間という点ではゴルゴの方が上です(どちらも連載開始以来一度も休載していないという点は共通,これも凄い話です).この作品はゴルゴという一人のスナイパーを通して,世界各地の政治・経済から文化など様々知識がちりばめられています.アフリカなどが舞台になることも多く,こういうネイチャー系の旅行のお伴にぴったりです.

P8200002(写真2) ちょうどアフリカの象牙の密漁がテーマの作品「アイボリーコネクション」


 ただ,かさばる本を持っていくのもなぁと思ってたんですが,今では電子書籍にもなっていることを発見,新規に購入して iPad にダウンロードして持っていった次第です.

 昼下がりのシエスタにゴルゴ13を読むのはなかなか楽しいものがありました.

Teras(写真3) シエスタのひと時

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2011年8月20日 (土)

日本100名城スタンプラリー91

日本100名城 吉野ヶ里遺跡(88番)

 約1ヶ月ぶりの100名城ネタです.ラスト10城張り切っていきたいと思います.

 さて日本100名城,その大半には「○△城」というようにの字が付きますが,城とつかないものが5つあります.それが根室半島チャシ跡群五稜郭足利氏館武田氏館そして今回紹介する吉野ヶ里遺跡です.

Kyushuenseineo_238 (写真1) 吉野ヶ里遺跡の環濠

 吉野ヶ里遺跡は佐賀県の吉野ケ里町と神埼市とにまたがる丘陵に存在した大きな集落の遺跡です.作られたのは日本史で言うところの弥生時代になります.弥生時代は縄文時代に続く歴史の一区分で,一般には縄文時代が狩猟・採集が主体の時代だったのに対して,農耕が主体の時代と言われています.私が中学生頃の教科書では弥生時代は紀元前4~5世紀くらいから紀元後3世紀ごろまでとなっていましたが,その後の研究で始まりの時期が早まっているようです(おしまいの方は昔と変わらず,3世紀の邪馬台国の頃から古墳時代になります).

Kyushuenseineo_280 (写真2) 南内郭のイメージ

 狩猟や採集の時代には必要なものを必要なだけ手に入れる社会でしたが,農耕社会になるといわゆる余剰生産物が生まれるため,これを富として蓄えることによって人々の間に貧富の差が発生,さらに農耕には組織的な作業が必要なため社会の中に支配層と被支配層が生まれました.また獲物を求めて移動して歩く縄文時代に対して農耕社会では一ヶ所に定住するために集落が発生します.さらにこの時代には富を巡る集落同士の争いが起こるようになり,外敵から集落を守るために集落の周囲には濠がめぐらされました.これが環濠集落と呼ばれるもので,いわば日本の城の元祖といってもよいでしょう.吉野ヶ里は典型的な環濠集落の遺跡なのです.

Kyushuenseineo_236 (写真3) 遠くに主祭殿を望む

 この地に人が住み始めたのは縄文時代の後期で,弥生時代に入ってから集落が形成されました.集落は徐々に大きくなり最盛期である1~3世紀には二重の濠を持つ,40ヘクタールを超える広大な集落となったようです.この頃には集落の内部に望楼を備えた環濠に囲まれた2ヶ所の特別な空間(北内郭と南内郭)も作られています.ただ古墳時代に入ると人口が激減し(この時代になると人々はより便利な低地に移ったらしい),やがて歴史の中に埋もれてしまいました.

Kyushuenseineo_258Kyushuenseineo_246 (左写真4) 竪穴式住居,(右同5) 当時の棺である瓶棺

 1986年代から本格的な発掘が始まり,濠や住居跡,墓などたくさんの遺構が見つかっています.現在は吉野ヶ里歴史公園として整備され,環濠や竪穴式住居,物見櫓等が復元されています.

Kyushuenseineo_233

吉野ヶ里遺跡へのアクセス: JR吉野ヶ里公園駅から徒歩15分程度

スタンプの設置場所 公園東口の入場券売り場にあります

登城のハード指数(★☆☆ ハードではありません) 広いですがよく整備された公園です

88yoshinogari 登城日 2010年5月23日  

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2011年8月18日 (木)

依頼原稿

 仕事柄というべきか,時々雑誌なんかから原稿を頼まれることがあります.これを依頼原稿といいます.自分が書きたいと思って執筆し雑誌に投稿する論文と違って,依頼原稿は雑誌側からテーマを決められてそれに従って書くというところにポイントがあります(一般には総説的な内容が多いですが,時にはエッセイ風のものもあります).

 で,最近も1本依頼原稿があったんですが,昨日やっと脱稿しました.本来は休暇前に終わらせて心おきなく出かけようともくろんで8月初めには送りますなんて言ってたんですが,なかなかエンジンがかからない性格と直前に色々慌ただしい業務が重なったために断念,結局休暇前に出版社側に予定より遅れる旨を連絡する羽目になってしまいました.それで,休暇後の気力が充実している中一気に完成させたという次第です(これで少し気が楽になった).

 こうした原稿を書くためには,自分も改めて調べたりデータ整理をしたりと勉強する必要があるので,結構自分自身のためという側面もあります.基本ものぐさな人間なので,自らに試練を課すためこうした依頼は極力受けるようにしているのでした(雑誌に載せる用の自分の写真も送るよう指示されてたんですが,私の趣味を知っている同僚には,扮装の写真を送ったらといわれました 爆).

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2011年8月17日 (水)

二度寝

 昨夜は泊りがけの出張だったんですが,いつもそこに行った帰りは朝6時に起床,6時半過ぎのバスに乗って駅から電車で戻ると8時10分くらいに職場に着きます(勤務時間の20分前なのでお茶を飲んだりする時間が取れます).ところがなんらかの事情で6時半のバスを逃すと,一本後の電車になってしまい,これだと職場に着くのが8時27分になってしまいます.まあこれでも遅刻にはなりませんが出来れば避けたいシチュエーションです.

 もっともそんな場合でも二の矢は準備されていて,普通電車の変わりに新幹線を使えば,当初の電車よりも早く職場に着いてしまいます(笑).

 そんな昨夜は早めに寝たんですが,なぜか明け方の4時に目が覚めてしまいました.いい時間だからこのまま起きていようと執筆モノなんかをしてたんですが,5時ごろふと思い立って横になったら… 

 次に起きたのは

 なんと! 6時50分!

 ダメじゃん! 当初のバスどころか,その次のバスにも間に合わない.と言うわけで仕方なくタクシーを呼んで駅へ,そこから新幹線で職場に戻りました.結局職場には8時15分ごろ着いたんですが(さすが新幹線),思いがけない出費が痛かったのでした(バス+電車で940円のところ,タクシー+新幹線だと3800円くらいになってしまう 泣).

 さて,夏休みでボツワナのオカバンゴに行ってたんですが,そこはロッジの敷地内をゾウが徘徊する土地でした.

Okavangoccame_435 (写真) 背後に大きなアフリカゾウが

 で,この写真を見ていて思い出したのが,むか~し昔,みんなの歌というNHKの5分間番組でやっていた歌です.それは谷川俊太郎作詞,中田喜直作曲の「誰も知らない」という作品です.この歌の4番がまさにこんなシチュエーションなのでした.

 なんでそんな昔のを覚えているのかというと,今年のお正月にNHKでみんなの歌特集をやっていて,たまたま見てたらこの曲が出てきたからなのでした.

 また聴いてみたいと思って Youtube を探しましたがありません.

 が,ニコニコ動画にはありました. やるな,ニコ動!

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2011年8月14日 (日)

帰国しました

 昨夜8時半頃成田空港に到着し,そのまま電車を乗り継いで夜遅くに帰宅しました.その後は約10日ぶりに入浴剤入りのお風呂に入って,なんやかやしているうちにバタンキュー,結局起きたのは午後1時になっていました.ボツワナは日本より7時間遅れなので,現地時間にすれば普通に朝起きたことになります(笑).

 今回の旅行で撮った写真はなんと3000枚近く,とはいえ大半が動物をはじめとする自然を写したもので自分が写っているのはほとんどありません(笑).整理するだけで結構な作業になりそうな予感です.旅行記書かなきゃならないんですが,なにせ2009年のイスタンブールから溜まっているのでいつになるやら… です.

 そんなわけで,自分が写っている数少ない1枚を

Okavangoccame_548  これはサファリに使う車の左最前部に設けられているトラッカー用の席に座っている私です.トラッカーとはまさに水先案内人・パイロットで,ここに座って動物を探したり,オフロードでは地面の状態を運転手に教えたりする人のことです.

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2011年8月13日 (土)

香港まで戻りました

皆さんこんにちは、夏季休暇の旅行中の皇帝です。
今回は南部アフリカの内陸国であるボツワナのオカバンゴデルタに行ってきました。
たくさんの動物に遭遇する非常に有意義な旅行になりました。今帰国途中の香港のラウンジです。ここからあと4時間のフライトで帰国です。

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これが今回の訪問地、オカバンゴ湿原です。


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ロッジの敷地内を象が歩いています。


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豹の姿も見かけました。

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2011年8月 5日 (金)

ヨハネスブルグにて

皆さんこんにちは(日本ではこんばんはですか)。昨日の夕方日本を出発、香港で飛行機を乗り換えて先ほどようやく南アフリカのヨハネスブルグに到着しました。
ここからボツワナのマウンに向かう飛行機待ちで、今は空港のラウンジでまったりしています。
マウンからはさらにセスナで湿原に移動の予定なので、目的地到着はあと4時間後くらいでしょうか。
ここから先ネット環境は絶望的なので、これが最後の更新かもしれません。


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ヨハネスブルグの空港


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空港のラウンジ


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3年前にお世話になったなつかしのウイントフックラガー。

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2011年8月 3日 (水)

夏休み

 今年の夏は梅雨明け直後こそ猛暑の様相でしたが,先々週の台風の直後から気温が下がり,8月に入ってからもそれほど気温が上がらない日々が続いています(今日は久々に青空が広がりましたが).

 8月といえば夏休みシーズンですが,今年もやっぱり出かける私です.行先はというと,

アフリカボツワナにあるオカバンゴデルタです.

 どこそれ? という声が聞こえてきそうですが,ボツワナは南アフリカの北にある内陸国です.オカバンゴデルタはボツワナのカラハリ砂漠の中にある内陸デルタで,雨季に北のアンゴラに降り注いだ大量の雨水がオカバンゴ側に乗ってゆっくりと流れ,半年かけて乾季のカラハリ砂漠にやってきて形成されます.乾季の砂漠にある唯一の水源,オアシスというわけで,周辺からたくさんの動物が水を求めてやってくる野生の王国です.

 一度アフリカの野生の王国を訪ねてみたいという野望があったんですが,サファリといってもメジャーなケニアやタンザニアを選択しないところが自分らしいなと思ったのでした.

 というわけで明日の夕方出発します.現地ではロッジというかキャンプというかに宿泊するんですが,テレビはおろか電話すらないらしいので,携帯やインターネットなんて問題外と思われます.なので現地レポは絶望的です(経由地の南アフリカまでは何とかなりますが).しばらく音信不通になりますのでよろしくお願いします.

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2011年8月 2日 (火)

猿の軍団

 先週SF作家の小松左京氏が亡くなったというニュースが流れていました.

 日本SFのパイオニア・小松左京さん死去

 小松左京氏は福島正実氏や筒井康隆氏などと並ぶ日本SFのパイオニアの一人です.子供のころからSF大好き少年だった私にもなじみのある作家です.

 日本のSFの夜明けはアメリカやイギリスに大きく遅れ,1959年のSFマガジンの創刊からですが小松氏はこの創刊直後のSFマガジンに衝撃を受けてSFを書こうと決意したんだそうです.その最初のSF作品が1961年の「地には平和を」で,これは第1回のSFコンテストに入選しています.

 小松氏といえば有名なのがテレビドラマや映画にもなった「日本沈没」や「復活の日」などの終末モノ(?)ですが,これらが書かれたのは東西冷戦やオイルショックによる狂乱物価,公害問題などから,世間に終末観が漂っていた時代です.

 さて,そんな小松左京氏といえば忘れられないのが表題の猿の軍団です.これは昭和49年に放映されたテレビ映画です.タイトルからピンとくるかと思いますが,アメリカ映画猿の惑星のヒットに触発されて作られた作品です.”二番煎じ”,”パクリ”といわれてしまえばそれまでなんですが,そう切り捨ててしまうには惜しい魅力にあふれた作品です.なんたって原作者に小松左京のほか,豊田有恒氏・田中光二氏というSFの大物をそろえ,製作はあの円谷プロなんですから.世界観や設定は結構練り込まれているし,猿の造形は本家よりもレベルが高いんじゃないかと思えるほどです.

Saruno(写真) 猿に軍団オープニング

 そんな猿の軍団,放送時には裏番組に宇宙戦艦ヤマトアルプスの少女ハイジがあったことでも有名です.後にブームになるヤマトもこの頃は超マイナーで,人気面では猿の軍団以下だったそうですが,なんといってもハイジの人気が圧倒的で猿の軍団は視聴率で敗れ去ってしまいました.とはいえ,これは大都市部での話で,私が住んでいた岩手県では当時民放の数が少なかったため,ハイジは同時間に放送されておらず,結果として猿の軍団を見ていた子供の割合は大都市部よりかなり高かったと思われます(私のクラスでもヤマトを観ていたのは少数派で猿の軍団の方が人気が高かったです).

 今回小松左京氏の訃報に接し,この猿の軍団のDVDを借りて観ている次第です.

 子門真人氏の歌うオープニングテーマが素晴らしく,頭の中で渦巻いています(猿のぐぅんだ~ん,猿のぐぅんだ~ん,何するもの~ぞ~,何するもの~ずぉ~).

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