盛岡駅前のかまくら
この週末は音楽三昧でした.
まずは土曜日,お昼は自宅から90キロ離れた新国立劇場に團伊矩磨作曲のオペラ「夕鶴」を観劇しました(こちらでは90キロというと,ずいぶん遠くですねと言われますが,岩手県の人間にとって90キロはまだ県内なので遠いという印象はありません 笑).
夕鶴は木下順次による同名の戯曲をオペラ化したもので,国産のオペラとしては最もよく知られた作品です(通算上演回数も800回を超えているんだそうです).お話の内容はよく知られた民話,鶴の恩返しをベースに,より人間の葛藤を強化したものとなっています.普段はいわゆるイタリア物・ドイツ物が中心なので,ちょっと新鮮な舞台でした(広々とした雪景色の演出も良かったです).
いつもなら公演の感動に浸りながら食事をして帰宅なんですが,この日はすぐに90キロを逆戻りして夕方から地元医師会合唱団の練習に参加しました.ここでは来月頭にステージが予定されているので,その練習のためです.今,邦人作曲家の合唱組曲を中心に取り組んでいるのでした.
土曜日はそんな感じで終了し,翌6日日曜日になりました.この日は盛岡で参加している合唱団の強化練があります.年頭の抱負にも載せたように,ここの合唱団は今年の5月にドイツでの演奏旅行を予定しています.遠隔参加の人間としては強化練が命綱です.というわけで不退転の決意で参加しているのでした.
地元駅から在来線で東京駅へ,ここから新青森まで延伸したはやて号に乗ってひたすら北上します.盛岡駅に着いたのは12時20分過ぎ,ホームに降り立った感想は
やっぱり寒い… でした.
実はこの日の朝,盛岡市郊外の藪川(本州で一番寒いところ 関連記事)で最低気温-21℃を記録したんだそうです(寒).強化練の盛岡入りの際には定番になっている一風亭の坦々麺を昼食にして会場に向かいました.この日は前半がパート練,後半に指揮者の先生による全体練習でした.練習後はゆっくり懇親… と行きたいところですが,翌日が勤務のためそのままとんぼ返りです.結局家に帰ったのは夜の10時半,2日間で合計1500キロの移動でした.
そんな盛岡駅前の滝の広場に,かまくらが設置されていました.
これは小岩井農場で開催されている雪まつりのPR用のようでしたが,よく見るとかまくらに耳がついています.面白いなぁと思ってみていると,真ん中のかまくらの耳が…
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コメント
こんにちは。立春も過ぎ、ほんの少し寒さが和らいできたようです。
雪まつりのキャラクターをイメージしたかまくらでしょうか。
我が家の庭にも雪下ろしの山を掘って作ったかまくら(もどき)がありますが、まるで犬小屋のようで笑ってしまいました。
投稿: パンダ子 | 2011年2月 9日 (水) 06:45
パンダ子さん
こんばんは,コメントありがとうございます.
立春も過ぎて少し暖かいかなと思っていたら今夜から雪という予報でげんなりしています(笑).
ご指摘の通り,お祭りキャラをイメージしたかまくらのようです(キャラの名称は不明ですが).元々盛岡はそれほど雪が多いわけじゃないんですが,今年は別格のようでこういうものが作られていました.
そちらは雪が多く,しかもぼたん雪がメインでしょうからかまくら造りには良さそうですね.
投稿: ビザ皇帝 | 2011年2月10日 (木) 13:33