ウコンの力
精神年齢は18歳で止まっている私ですが,暦の上ではいわゆる中年の領域に入っており,職場の健診で異常値を指摘されることもあったりします.特にγ-GTPという酵素が高めに出ることがあります.
γ-GTPは別名酒飲み酵素ともいい,お酒好きの人間で高くなる傾向があります.いわゆる肝機能の指標となる酵素として,AST(GOT),ALT(GPT),LDH,ALP,γ-GTPなどがありますが,AST, ALTが正常なのにγ-GTPのみが高いような場合酒の影響が疑われます(あと胆石症の場合も).酒のせいのケースでは断酒することでデータが改善するので,最近では健診の数日前から断酒してあまり数値が上がらないように努力していたりします.
で,先日職場の検査科の人と,このγ-GTPの話題になった時のことです.
「先生,ウコンを飲めば下がるよ」
という話が出ました.ウコンとはいわゆるカレーのスパイスの成分のひとつで,カレーの黄色に関係する物質です.巷では抗酸化作用がささやかれ,健康増進の意味でも注目されている成分です.γ-GTPとの関連はよくわかりませんが,せっかくだからと自らの体で試してみることにしました.
写真はコンビニなどでもよく見かける,最もポピュラーなハウス食品のウコンの力です.当初はこれをケース買いして1日1本ずつ飲んでいました.
が,先日ネット通販で違う製品を発見
キングファイトウコンだそうです.見た目もハウスのと変わりありませんが,よく見るとクルクミン 90mg と書いてあります.
クルクミンこそはウコンのミソとなる成分なんですが,ハウスのウコンが1本あたり 30mg ですから,なんと3倍入っている計算になります.
というわけで,明日からはこちらを飲んでみようということになったのでした(あと1ヶ月くらい飲んだら採血をしてみよう).
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コメント
ビザ皇帝様こんばんは。
ウコンが凄い事より、採血がお気軽に出来る環境の方が驚きでした。
投稿: おねむり快男児!! | 2011年2月 4日 (金) 18:14
おねむり快男児!!さん
こんにちは.病院なので採血ができる人間はゴロゴロいます.ただ,自分で自分に検査オーダーはできないので,他のドクターにお願いしなくてはなりません.
ウコンの効果やいかに? ちょっと期待しています.
投稿: ビザ皇帝 | 2011年2月 5日 (土) 02:03