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2010年12月28日 (火)

日本100名城スタンプラリー81

日本100名城 姫路城(59番)

 おそらくは今年最後の100名城ネタです.

 全国に数ある城郭の中でも,近世城郭は豪華な石垣や建造物の存在と相まって,一般に人気が高いと思われます.こうした近世城郭の中でも国宝に指定されている4城(松本城犬山城彦根城姫路城)は特に有名ですが,その中でベストを選べといわれた時に,おそらくは多くの人が選ぶであろう城郭が,本日のテーマ姫路城です.写真で有名な白い天守群は壮麗のひとことで,暴れん坊将軍をはじめとする時代劇で,このお城が江戸城としてロケに使われるのもうなずけます(その他城郭の模型でも姫路城は定番です).

Hyougo1_267 (写真1) 姫路城大天守

 そんな姫路城が築かれたのは南北朝時代,足利尊氏の有力武将だった赤松貞憲によるとされています.当時は砦程度のシンプルなものと思われますが,この姫路の地が山陽道の要衝であったことから,その後ここに入った武将によって順次整備が行われました.戦国時代になると小寺政職の部下だった黒田重隆(黒田如水の祖父)が城代として入り,拡充が行われたようです.

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(左写真2) 大手門,(右同3) 菱の門

 その後織田信長が台頭し,その武将だった羽柴秀吉が進出すると黒田氏はその配下となります.天正八年(1580年)には秀吉によって本格的な改築が行われ,天守を持つ近世城郭に生まれ変わりました.

Hyougo1_268 (写真4) 西の丸

 関ヶ原の戦い後は池田輝政が城主として入り,この時に今に残る壮麗な城郭となりました.輝政の死後池田家は鳥取に転邦となり,以後は譜代大名が頻繁に入れ替わる状態になりましたが,18世紀半ばに酒井氏が15万石で入ってからは幕末までその支配が続きました.明治維新後廃城となったのはその他の城郭と同様ですが,天守を含む多くの建造物が残され現在に至っています.

Hyougo1_288 (写真5) 播州皿屋敷で知られる井戸です

 姫路城はJR姫路駅に到着し,駅を出た瞬間からその雄姿を拝むことができる城で,今では世界遺産にも指定されるほど有名になっています(尚,現在姫路城は平成の大修理に入っており,見学にあたっては注意が必要です).私が訪問したのはお正月でしたが,大勢の人で賑わっていました.

Hyougo1_239

姫路城へのアクセス: JR姫路駅から徒歩15分程度

スタンプの設置場所 入場券売り場のところにある管理事務所にあります

登城のハード指数(★☆☆ ハードではありません) 広いですが,山城ではないので楽に見学できます.

59himeji 登城日 2010年1月3日

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