不思議な光景
時々仕事で静岡の三島近辺に出向くことがあるんですが,先日ちょっと不思議な光景に出くわしました.
泊まりがけで仕事をして,朝いつものように帰りの電車に乗ろうとホームで待っていると…
見慣れない電車がやってきました.
一見してJRの電車ではありません.しかも電車っぽい雰囲気にもかかわらず,なぜか先頭には機関車が付いています.
どうやら京成電鉄の車両のようでした.もしかしたら工場で完成したばかりの新車両を東京方面に輸送する途中だったのかもしれません(そういえば京成の電車ってスカイライナー以外乗ることがないな自分).
で,後からふと思ったんですが,京成線って京急とも相互乗り入れしていますから,レールの幅(軌間)が1435mmのいわゆる標準軌なはずです.JRで採用されている1067mmの狭軌上を走れるはずはありません.
じゃあ,いったいこれは… 写真をよく見ても解らない不思議な光景なのでした(写真があるから夢じゃないとは思います 笑).
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コメント
京急の川重製もそうですが、京成の日車製も仮台車を履いて東海道を上って来ます。JRの逗子から神武寺へ連絡線があり、神武寺から金沢文庫の東急車輌までは3線区間(逗子線の上りのみ、従って六浦駅は車輌限界が外側へ偏る為、ホームと電車の隙間が広くなっています)を走ります。東急車輌で正規の台車に交換しますが、京成車は牽引用の3500形が迎えに来ます。国交省の認可前は自力で走れないのでしょう。
尚、JRを輸送中は万が一の場合に先頭部を保護する為、中間に向かい合わせておきます。
投稿: あづまもぐら | 2010年9月29日 (水) 22:56
あづまもぐらさん
ご訪問そして詳しい解説ありがとうございます.
そうでしたか,台車を替えていたのですか.
それならば牽引でJRの軌道を走れますね.
この写真はJR三島駅の東海道線上りホームよりさらに北側の線路を走っていたものです.早朝の眠い状況で不意に見慣れない電車を目撃して不思議な気持ちでした.
投稿: ビザ皇帝 | 2010年9月30日 (木) 12:48
こんにちは。
写真を見て、どこから京浜急行に入るのかと、どこで台車を替えるのかが気になりましたが、逗子に京浜急行への連絡線があって、金沢文庫で台車を替えていたんですね。これから京成に入るということは、成田スカイアクセスの車両でしょうか。
川崎重工の車両工場が和田岬(神戸市兵庫区)にあると聞いたことがありますが、東海道線でJR以外の車両を見たことは一度もないので、貴重な写真を見せていただくことができました。
投稿: ニテコ池の河童 | 2010年10月 1日 (金) 03:08
ビザ皇帝様 こんばんは!
線路の幅が違う…んでしたっけ?
でも何気にめったに見る事のない場面に出くわしたってのはラッキーだったかもしれませんね!
投稿: まーうさ | 2010年10月 1日 (金) 16:28
ニテコ池の河童さん
鉄道は好きでも,所詮マイルド鉄スーパーライトの自分には台車までは頭が回りませんでした.
鉄道の相互乗り入れが活発になっている現在でも,東海道線で他社の車両を目撃したのは初めてだったので(しかも営業運転ではない)感動しました.
車両としては一般の通勤型のようでしたよ.
投稿: ビザ皇帝 | 2010年10月 3日 (日) 08:31
まーうささん
こんにちは,ぐっと冷えてきましたね.
岩手県内の鉄道はIGRも三鉄も全てJRと同じ規格ですが,世の中には鉄道の規格はたくさんあって困ってしまいます.
とはいえ,予想もしていない光景に出くわしたのは,ラッキーだったんでしょうね
(寝ぼけていたのでもっとじっくり観察するんだった 悔).
投稿: ビザ皇帝 | 2010年10月 3日 (日) 08:34