たこ焼きのロッシーニ風
フランス料理で,「~のロッシーニ風」という表記を目にします.ロッシーニは19世紀前半に主にウィーンで活躍したオペラ作曲家で,歌劇「セビリアの理髪師」や歌劇「ウイリアム・テル」は彼の代表作として知られています.
このロッシーニさん,76歳まで生きたんですが,オペラを作曲していたのは人生の半ばまでで、37歳の時に歌劇「ウイリアム・テル」を作曲した後,さっさと引退して年金生活に入ってしまいました.その後はグルメに目覚めたのか,各種料理を食べたりレストランを経営したりして悠々自適に暮らして76歳で亡くなりました.
~のロッシーニ風とはフォアグラとトリュフを付け合せた料理と言われています.フランス料理では,高級なフィレ肉にフォアグラとトリュフを付け合せたトゥルヌド・ロッシーニが有名です.
(写真1) さっそく調達してきたフォアグラ(左)とトリュフ(右)です.
で,A級&B級グルメな私の頭に浮かんだ素朴な発想.
「フォアグラとトリュフを付け合せれば何でもロッシーニ風になるんでは…」
というわけでやってみました.名付けて「たこ焼きのロッシーニ風」(笑).
たこ焼きの素をはじめ各種具材を用意,それにフォアグラとトリュフを付け合せようという寸法です.合わせ方はトリュフは最後にスライスしたのを削り節のようにまぶす形を,フォアグラは脂っこいのでたこ焼きの中に入れてしまう形にしました.
(左写真2) 今回使った材料,当然ソースはオタフクです.(右同3) たこ焼き用鉄板で焼いていきます.
火にかけてそのまま数分,適宜ひっくり返したりしてついに完成です.ロッシーニ風を名乗ってるんですから,それなりに盛り付けて(笑),ハイ完成です.
なんたってロッシーニ風ですから,ワインも欠かせません(笑),ついでにドレスコードも(爆).
たこ焼きもこうして食べると高級料理の仲間入りです.で,肝心のお味ですが,とろけたフォアグラがいつもとは違ったたこ焼きの風味を醸し出していました.皆さんもぜひお試しあれ.
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コメント
ビザ皇帝様 こんばんは!
あはははは!たこ焼きがオシャレになってるー!!
久々の蝶ネクタイ姿、ナイスです!
後ろの扇がさらに華やかさを演出してますね~!
ロッシーニ、学校の音楽室によく飾ってある絵ではずいぶん年配に見えるんですが、若いうちに引退して理想的な人生送ってたんですね~。
投稿: まーうさ | 2010年5月27日 (木) 15:51
<まーうささん>
こんばんは,いつもありがとうございます.
こういう風にするといつもとは違った感動がありますね.背景の扇は偶然です(笑).
若い頃に一生暮らせるだけのお金を稼いで,人気があるうちに引退してしまう.ある意味ロッシーニの人生は羨ましいですね.日本でいえば大橋巨泉みたいな感じでしょうか.
ロッシーニがウィーンで大人気だった頃,当時売れてなかったベートーベンが彼の人気に嫉妬していたらしいです.
投稿: ビザ皇帝 | 2010年5月28日 (金) 16:17
にやりとしてしまいました(≧∇≦)
ソースのかけ方がいかにもですね。マヨネーズはかけちゃダメ??
フォアグラとトリュフってどこに行けば買えるのでしょうか・・・
投稿: しゃーしゃん | 2010年5月29日 (土) 09:04
<しゃーしゃんさん>
こんばんは,コメントありがとうございます.
写真のソースはオタフクソースなので
別にマヨネーズでもケチャップでも
大丈夫だと思います.
フォアグラ&トリュフはマニアックな食材を
扱っているスーパーにもあるらしいですが,
ウチの近所にはそんな店はないため
通販のお取り寄せでした.
ただ,少量の購入だったので商品代金と
送料(クール便)がほぼいっしょという
情けない結果になってしまいました.
投稿: ビザ皇帝 | 2010年5月29日 (土) 17:35
皇帝様こんにちは。
この撮影の為にドレスコードまでとは素晴らしいです。
たこ焼き器をお持ちなのですね。
関西では一家に1台らしいですが、我が家にはないのでたこ焼きは買って食べるものになっています。
自分で作ればロッシーニ風でもなんでもOKですね。
私も欲しくなっちゃったな。
投稿: パンダ子 | 2010年5月30日 (日) 08:56
<パンダ子さん>
こんばんは,コメントありがとうございます.
実はこのたこ焼き器は今回の企画のために購入したものだったりします(笑).ウチでもこれまではたこ焼きは購入するモノでしたが,これからは自宅で作るものになりそうです.
今回ロッシーニ風がうまくいったので,また何か企画しようと考えています.
投稿: ビザ皇帝 | 2010年5月30日 (日) 16:01