先週末に高遠に行ったんですが,その時思い出したことです.
よく幼稚園や小学校低学年の子供に「山の絵を描きなさい」というと,大抵の地域の子供は富士山に代表されるような円錐形の山(コニーデ式火山)を描くんだそうです.
(写真1) 典型的なコニーデ式の山である富士山
ところが,信州の子供たちは「山を描きなさい」という課題に対して,
(写真2) 高遠城から見えるアルプスの山なみ
のような山なみの絵を描くんだそうです(学生時代の長野県出身の友人が言ってました).子供は身近に目にしたものに影響されるといいますが,高遠から見える山なみを見てこの話を思い出したのでした.
コメント
ビザ皇帝様 こんばんは!
えー!そんな違いがあるんですか?
育った環境によって描く絵も変わるんですね~。
私は四方八方山に囲まれてるせいか、山並みを描いてたような気がします。(山は2~3つつながってる感じ)
投稿: まーうさ | 2010年1月21日 (木) 15:28
皇帝様こんばんは。
ためしに6歳の娘に山の絵を描かせてみました。
すると! 横にいくつも連なった連邦を描きましたよ。
やっぱりテレビなどの映像よりも実際に身近にあるものがイメージされているのですね~。
現在我が家は白い山々に囲まれています。
投稿: パンダ子 | 2010年1月22日 (金) 13:06
<まーうささん>
こんにちは,この話は信州出身の友人に訊いたものです.自分の子供時代は富士山型の山(周囲に真っ赤な太陽付き)を描いていた記憶がありましたが,まーうささんの地域は山並みですか(山南じゃないですよ).
他地域はどうなのか気になりますね.
投稿: ビザ皇帝 | 2010年1月23日 (土) 05:33
<パンダ子さん>
こんにちは,コメントありがとうございます.
おおっ~,富山県の子供は山なみ派ですか(じゃあコニーデ型を描く子供を土方派と呼ぼう ←激違).たしかに北アルプスは富山に達してますからね.
全国各地域の子供の絵を実際に調べたら面白そうですね(沖縄の子はどうなんだろう?).
投稿: ビザ皇帝 | 2010年1月23日 (土) 05:36
私は東京出身で、山は富士山しか見えなかったので、山の絵を描くように言われたら富士山を描くこと以外考えられませんでしたが、中学生のころ、新聞でセザンヌのサントヴィクトワール山の絵を見て、「こんなつまらない山をなんで長時間かけて描いたんだ?南仏からマッターホルンも近いのに。それになんで山土がピンクなんだ?」と思った覚えがあります。
崖から土がむき出しになった部分の多い六甲や須磨アルプスを歩くようになった今は、サントヴィクトワール山も面白いと思うことができるようになりましたが、海外旅行はおろか、関東からも出ることのなかった当時は、「マッターホルンの方が絶対売れると思うのに」と思っていました。
投稿: ニテコ池の河童 | 2010年1月28日 (木) 06:04
連続投稿で申し訳ありません。
夫の実家に、小学校か中学校のころに描いた山の絵があったのを思い出したのですが、描いてあったのは、当時住んでいたところの裏山でした。裏山とは言えかなり高く、本人も未だに登ったことがないそうですが、小学校の遠足で登ったという山々よりは目立っています。
彼が当時住んでいた所からは、伊吹山(近江富士)も中央アルプスも見えるのですが、子供は身近で目立つものに一番影響を受けるのかもしれませんね。
投稿: ニテコ池の河童 | 2010年1月29日 (金) 04:22
<ニテコ池の河童さん>
コメントありがとうございます.
子供の描く山の絵はやぱり,周囲の環境が重要でしょう.私のところは岩手山がデンと構えていたので山といえば円錐形でしたが,同じ岩手でも場所によっては山並のところもあるようですよ.
ピンクの山肌、早朝の山々がよくそんな色にそまっていますね.
投稿: ビザ皇帝 | 2010年2月 1日 (月) 15:32