坂本龍馬の本
いよいよ年末です.来年2010年の大河ドラマは「龍馬伝」,きっと京都や高知,長崎なんかは凄いことになるんでしょう.
で,ブログ仲間のまーうささんのお友だち,まりもさんが翻訳された本,英語で読む坂本龍馬が発刊されたとのウワサを聞きつけ購入いたしました.
坂本龍馬の生涯を対話形式で綴った英語の本です.前後篇ではありますが,ページ数もそれほどでなく,文字も大きいので読みやすいと思います.各セクションごとにまずは英文,続いてまりもさんによる訳文が続くという構成です.内容・分量的にもちょうど高校英語のサイドリーダーといった趣です.そのまま英文だけ読んでもどうにかなりますが,まりもさんによる土佐言葉などがふんだんにちりばめられた訳文も楽しいので,一粒で二度美味しいという感じでしょうか.
坂本龍馬の人となりがわかり,しかも英語の勉強にもなるという本であります.
ところで昔から大河ドラマには,幕末モノは当たらないというジンクスがあり,20世紀には大体6~7年に1本程度の製作本数でした(1998年の徳川慶喜の前が1990年の翔ぶが如く,その前は1980年の獅子の時代,1977年の花神となります).しかし21世紀になってからは2004年の新選組!,さらには2008年の篤姫のヒットで(事実上篤姫は幕末モノで当たった初めての作品と思われます)NHKも以前より幕末を取り上げる意欲が増してきているのかなと思いました.
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コメント
ビザ皇帝様 こんばんは!
わーい!!まりもさんの翻訳本を紹介して下さってありがとうございます!
来年の大河が龍馬なので(龍馬はフミヲさんのイメージがある私・笑)ちょうどイイな~なんて話をしてたんですよ~!
幕末モノは当たらないという噂は私も聞きましたが、いつの頃からか「歴女」が現れてくる程にヒットするようになりましたよね~!
来年は大河との相乗効果もありそうな予感がします。
投稿: まーうさ | 2009年12月22日 (火) 14:20
<まーうささん>
こんばんは.来年の大河ドラマに合わせた絶妙な時期の出版ですね.内容的にも異色なものなので面白いんじゃないでしょうか.
大河の幕末モノって,けっこうマニアックなファンは多いんですが,視聴率という点ではダメなんですよね.新選組!もファンは多いですが,視聴率的にはイマイチだったそうですし.やっぱり篤姫のヒットが大きいんでしょう(もちろん 高視聴率=いい作品 というわけではありませんが).
投稿: ビザ皇帝 | 2009年12月23日 (水) 14:38
ビザ皇帝様、メリークリスマス! 当直お疲れ様です。
またしても、コメントが遅れて申し訳ありません・・・;;
本のご購入とご紹介、どうもありがとうございます。「対話形式」のところ、ちょっと言い訳させていただきますと、対話形式の箇所を武士言葉で訳してほしいと編集部から注文があったので、原文のイタリック体になっている質問文を武士言葉にしてみたのですが、出来上がった本を見ると、若い侍の方が武士言葉を使っている形となっており、「ありゃりゃ・・・」って感じでした。でも、若侍の質問に答える年長侍の言葉はそのまま本文となっていくので、いたしかたない面も;; だから、この点は目をつぶっていただけると幸いです。
投稿: まりも | 2009年12月25日 (金) 06:38
<まりもさん>
こんにちは,コメントありがとうございます.
あの対話形式のウラにはそんなお話があったんですか.で,武士言葉の方が若侍でしたっけ…(早くも読解力のなさが 泣).
たしかに地の文まで武士言葉にしてしまうとくどくなってしまいますものね(じゃあ公家言葉で 違!).
坂本龍馬は日本では有名ですが,文化人とかではないので海外で知る人は少ないでしょう.来年は龍馬イヤー,この本で少しでも龍馬の人となりを知ってもらいたいですね.
投稿: ビザ皇帝 | 2009年12月26日 (土) 04:16