刑事コロンボ
我がビザンチン皇室はみんな刑事コロンボが好きです.
亡き父(先代の皇帝コンスタンチヌス20世)は昭和50年代からビデオデッキを購入して,テレビ放送される際には必ず録画して楽しんでいましたし,その影響からか母親も好きなようでした.もちろん私も大好きで,テレビや父が録画したビデオはよく見ていました(そのビデオは今では擦り切れてそうですが 笑).
最近一番凝っているらしいのは妹で,定期的に発売されている刑事コロンボDVDコレクションを集めているらしいです.
刑事コロンボの魅力はもちろん主演俳優のピーター・フォークのキャラクターなんですが,日本では加えてコロンボの吹き替え担当だった,故・小池朝雄さんの存在が大きいと思います.彼の声によるコロンボの名セリフ
「うちのカミサンがねぇ~」
はあまりにも有名です.
刑事コロンボはぼさぼさの頭,よれよれのレインコート,やぶにらみの目など一見さえない風貌ですが,一度怪しいと睨んだ人物にスッポンのように食いついて,ついには犯行を認めさせるなどなかなか敏腕な刑事です.ちなみに彼の愛車はプジョーで,どうやら購入以来15万マイル(240,000km)は走っているらしいです.
テレビシリーズには1971年からの旧シリーズと,1989年からの新シリーズあわせて60本以上の作品があります.どれも魅力的な作品なんですが,とりわけ私が好きな作品が,第40作殺しの序曲です.これは知能指数が上位2%以内でないと入れない天才組織の中で起こった殺人事件にコロンボが挑む話です.犯人がコロンボの知能を試そうと問題を出したりするシーンも楽しいんですが,なんといってもラストにコロンボが犯人のプライドを刺激して罠にはめるところがいいんですよね.最後に犯人が「あなたは警察に置いとくには惜しい人物だ」と言うのに対して彼が,「とんでもない,上司に叱られる,無断で警察やめたら」と答えるやり取りもたまりません.
以前妹に会った際に,この殺しの序曲が見たいという話をしていたんですが,今日家に帰ったら郵便が… なんと我が妹がこのDVDを送ってくれたのでした!
というわけで本日は久しぶりにコロンボを堪能しています.
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コメント
おはようございます!
刑事コロンボ、懐かしいです。
ウチの亡父も洋画はほとんど見なかったくせに、このコロンボだけはよく観ていました (笑)
私が好きなコロンボの口癖は、ラストのどんでん返しでよく使われた 「あ。あとひとつだけ」 です。 逃げおおせたと思い、ホッとしている犯人に振り向きつつ放つこの一言。 爽快 (笑)
妹というものは、普段は無関心を装っているものの、ちゃーんと 「お兄ちゃん」 のことを想っているものなんですよ・・・・たぶん (笑)
投稿: 風雅 | 2009年8月 6日 (木) 00:10
コンスタンチヌス21世が堪能するの?
投稿: BlogPetのアロイジア | 2009年8月 6日 (木) 07:09
<風雅さん>
こんばんは.NHK総合の本放送時には幼少だったこともあり,それほど興味があったわけではありませんが,再放送の頃からハマりだしました.
「あっ,あとひとつだけ」,そうですね.コロンボが葉巻を持って振り向きざまに放つこのセリフ,直後の犯人のイラッとする表情と合わせていいですね.
この他では,別れのワインなんかも好きでした.
投稿: ビザ皇帝 | 2009年8月 6日 (木) 13:53
<アロイジアへ>
その通り,僕が堪能するのさ.
だって君には理解できないだろう.
投稿: ビザ皇帝 | 2009年8月 6日 (木) 13:54