不可能トリック2
実はミステリー好きな私.先日ミステリー仲間のSARAさんに教えていただいた,究極の不可能トリック作品「ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ」の記事を書きました(不可能トリック).
これは,世に数あるトリックのうちまさに究極というべき,「読者が犯人」というトリックに果敢に挑んだ作品です.なかなか良く出来た作品じゃないかと思いました.
この時に類似の作品として紹介されたのが,本日読了した「仮題・中学殺人事件」です.作者は辻真先氏,よく見たらこの作品が書かれたのは昭和47年だそうです.そんな昔の作品だったとは… 知らなかった自分の不明を恥じるしかありません.
物語はやたらに強くて優秀な中学生の女の子キリコと同級生でもっさりとした男の子薩次,キリコの兄で新聞記者の克郎の三人が事件に巻き込まれていくところから始まります.
そして航空機事故で両親を亡くした少女と同じ事故で車いす生活を余儀なくされた少年の物語が絡んでいきます.
読了後, … うーん,そうか… でも,… なんか釈然としない気が…
たしかに読者が犯人かもしれないんですが,普遍性という点ではどうなんだろうと考えてしまいました(もちろん,これはこれで面白いんですけどね).
またまた読んでしまったミステリー作品,これで打ち止めなんでしょうか?
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コメント
ビザンチン先生こんばんは。
お読みになって下さってありがとうございます。
いかがでした?
わたしもウルチモ~を読んだ後だったので、ちょっと違和感を感じてしまいました。
発表から30年経った作品なのかなと、
ちょっと思いました。
これを機会に先生もぜひミステリーにはまって下さい(笑)。
投稿: さら | 2009年7月27日 (月) 15:35
<SARAさん>
こんばんは.
コメントありがとうございます.
たしかにウルチモの前に読んでおけば,
別の感慨があったかもと思ってしまいました.
けど,お話のつくりとしては結構好きなタイプです.
あと個人的には,昔の時刻表が載っていたのに感激しました.
ミステリー,ハマりたい気はありますが…
投稿: ビザ皇帝 | 2009年7月27日 (月) 17:21