日本100名城スタンプラリー56
日本100名城 丸亀城(78番)
久しぶりの100名城ネタです.
讃岐の国は今はほぼ香川県に一致しますが,江戸時代には寛永年間の生駒氏の改易後東西に分割され,東の高松藩には水戸光圀の兄,松平頼重が入る一方,西讃には新たに丸亀藩が立藩され,山崎氏が入封しました.その後山崎氏は3代で断絶,改易となり,その後京極氏が入ってそのまま明治に至ります.
丸亀城は今の丸亀市内の南にある小高い丘である,亀山の上に築かれた平山城です.その歴史は室町時代にさかのぼると言われますが,今の形になったのは慶長年間の生駒氏の時代です.生駒氏は豊臣秀吉,さらに関ヶ原の戦い後は徳川家康によって讃岐の所領を安堵され,本城である高松城に対する支城として丸亀城を築きました.山上の本丸に天守が置かれ,その周囲に二の丸と三の丸が配置されてます.さらにそれらは非常に高い石垣の上に乗っており,遠くから見ると高い石垣の上にそびえる城であることがよくわかります(ギアナ高地じゃないですが,テーブルマウンテンに乗った城という感じ).お城の周囲には堀(当時は内堀)が廻らされています.
(左 写真2) 大手二の門,(右 写真3) 大手一の門
お城は北側に大手門,南が搦手になります.真正面の大手一の門,二の門は国の重要文化財に指定されています.ここから三の丸に向かって長い坂道が続きます.ここが見返り坂と呼ばれる道で,ここをひたすらに登っていくと,ようやく三の丸に到着します.ここからさらに一段高いところに二の丸,本丸があり天守が聳えています.
(左 写真4) 見返り坂,(右 写真5) 高石垣
丸亀城の天守は,17世紀後半に京極氏の時代に作られたものです.全国現存12天守のひとつで,規模は決して大きくありませんが,高石垣の上に建つその姿は見る者に感動を与えます.
明治以後廃城となりましたが,幸い天守を含むいくつかの建物が残され今に至っています.現在は亀山公園として市民の憩いの場になっています.
丸亀城へのアクセス: JR丸亀駅から徒歩20分程度
スタンプの設置場所 天守内にあります
登城のハード指数(★☆☆ ハードではありません) ちょっと登りはありますが大丈夫と思います.
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