吊り広告
今日電車に乗っていたらこんな広告を見つけた.
和光大学の広告らしいのだが,そのキャッチコピーに感心した.
たしかに電車内にぶら下がっている週刊誌の広告は,やたらおどろおどろしい文面で目を引く.曰く,「一億総失業の時代がやってくる」,「2009年秋巨大連鎖倒産の可能性」とか,「鳥インフルエンザ大流行で百万人が死亡する恐怖のシナリオ」などなど.政治や社会的な話題のみならず,スポーツ関係でも「○○が優勝できないこれだけの理由」とか,「チーム内粉で孤立する▲▲」などなどである.
たしかに朝からこんなフレーズに囲まれていたら,「本当に世界は終わってしまうのか」と不安に駆られる人が現れても不思議はない.とはいえ,後から振り返ってこれら週刊誌の見出しが現実のものになったケースはほとんど聞いたことがない.私もたまにこれら週刊誌を買って読むこともあるのだが,大体記事の内容は「~と言われている」,「~だという」といったかんじの伝聞,推定のオンパレードである.とてもしっかりウラを取って記事にしているとは思えないのであった.まるで一昔前にはやった,○○の大予言ネタのように.
大体こういう雑誌の読者はサラリーマンが多いから,こういう記事を読んで,「オレはまだ恵まれた方じゃないか」とわが身を慰めるのかもしれない.
結論: 週刊誌の見出しと大予言は決して当たらない(笑).
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コメント
チラシのアジテーションに負けない教養という狙いでしょうか
大学批判が激しかった頃、がんばって教養課程の水準を維持向上させた大学の評価があがってるような気がします
芸大に学士入学して私立名門校で非常勤講師をしながら演奏活動をしてる人がいます
結構続いてるのは学生指揮者学士入学のキャリアが裏付ける教養と人柄でしょう
明日からセンター試験ですね
投稿: Gustus | 2009年1月16日 (金) 11:30
ビザ皇帝様 こんばんは!
こちらの地元ローカル線では中吊り広告そのものがナイですよねェ…。
微妙ですよねぇ~…良くない時代だなぁ~っと余計くら~くなるような気もします。
投稿: まーうさ | 2009年1月16日 (金) 14:19
境港検定@センター試験
土曜日に行われたセンター試験地理Bで境港の地理が出題されました
どんな所か皆さん新聞をご覧ください
投稿: Gustus | 2009年1月18日 (日) 06:24
<Gustusさん>
そうですね.チラシや活字の内容をうのみにするのではなく,自分自身で調べて考える習慣を身につけようということかもしれません.
センター試験,この週末に行われていたんですね.地理の問題見ました.確かに境港が出題されていて,しかも問題文に水木しげるロードの文字が.
特定の漫画家の名前や観光地が出題されたのは初めてじゃないでしょうか(さすがに妖怪の名前を問うものではなかったようですが 笑).
投稿: ビザ皇帝 | 2009年1月19日 (月) 08:13
<まーうささん>
コメントありがとうございます.
そうですよね.岩手の電車ではあまりこういった広告は見かけませんでしたね(こっちでも都心から外れると無くなってきます).
販売促進が目的なんでしょうが,あの見出しもう少し何とかならんのかとも思ってしまいます(確かに,〇〇さんが良いことをしたので表彰されましたなんて記事じゃ雑誌が売れないんだろうな).
投稿: ビザ皇帝 | 2009年1月19日 (月) 08:17