太陽の誕生日
今日12月21日は今年の冬至なんだそうです.
冬至とは1年のうちでもっとも夜が長い(昼が短い)日のことです.夏ごろから徐々に日が短くなり,9月の秋分で昼夜が同じになって,以後はどんどん日が短くなっていきます(特に10月下旬からは加速度的に短くなり,まさにつるべ落としという言葉がぴったりします).そして今日昼が最短になったわけで,明日からはどんどん日が長くなっていきます.
日本では冬至というとゆず湯や冬至かぼちゃ(小豆と一緒に煮込んだ南瓜)のイメージですが,日本より緯度が高く夏冬の日照差が極端なヨーロッパでは,冬至は太陽が復活を始める日としてとらえられていたようです.すなわち太陽の誕生日とでもいうわけです.
現在キリスト教では12月25日を主イエスの誕生日=クリスマスとして祝う習慣がありますが,聖書のどこを探しても12月25日にイエスが生まれたという記載はなく,これは後世に造られた風習です.所説はありますが,救い主の誕生と元々ヨーロッパにあった冬至を祝う習慣が合体して始まったという説もあるほどです.
そんなわけで明日以降どんどん日が長くなっていくはずなんですが,実際には寒さはこれからが本番になります.風邪を引かないようこの冬を過ごしていきたいですね.
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コメント
ビザ皇帝様 こんばんは!
冬至でしたね~…。
見事なくらいに午後から曇天になりまして、日の短さをレポできませんでした。
そして今は「ゴーッ」という音がする程強く雨が降ってます。
天気予報では雪だったんですが…。
それは置いといて!
太陽の誕生日って何だかステキな響きですね!
日も短いし寒いし…で、暗く考えてしまいがちですが、これから日が長くなるのだから喜ばしいですよね!
そしてこれからは雪の反射で目がおかしくなるんだな(苦笑)
投稿: まーうさ | 2008年12月21日 (日) 14:59
先生こんにちは!
12月、とっても忙しそうですね(><)
記事内の、「冬至かぼちゃ」ですが、
小豆と一緒に煮込むんですか?
我が家は普通のカボチャの煮付けでした…
もしや地域によって食べ方にも違いがあるのでしょうか。
イメージだと、2月が日が短い気がしていたのですが、
冬至がくるたびに12月なんだと思い出します。
クリスマスはあとづけですか!?
なのにこんなに盛り上がっている私たち、
行事の力ってすごいですね。
投稿: そう | 2008年12月24日 (水) 02:23
<まーうささん>
コメントありがとうございます.
こちらでは当時の日中はお天気でしたが,夕暮れ時はコンサートホール内にいたため,肝心の夕日は見られませんでした.
寒くて暗い季節ですが,これからは日が長くなる一方なので,間もなくやってくる春を楽しみに過ごしていきたいですね.
雪の強い照り返し,目に悪いですがあれが気持ちいいんだという人がいました.
投稿: ビザ皇帝 | 2008年12月24日 (水) 09:02
<そうさん>
コメントありがとうございます.
冬至南瓜は地域によって微妙に違うのかもしれませんね.岩手では小豆と一緒に煮込んでいました.
昔は冬になると野菜が少なく,ビタミン類が不足しがちになるので,保存しておいた南瓜を食べて冬を乗り切る活力源にしたそうです.
すぐれた先人の知恵ですね.
メチャクチャ忙しかった12月ですが,ようやく主だったイベントは終了しました.あとは正月の準備です.
投稿: ビザ皇帝 | 2008年12月24日 (水) 09:12