« 日本の珍名駅9 ”いや” | トップページ | 久しぶり »

2008年10月30日 (木)

妖怪検定を振り返って

 先日10月26日に第3回境港妖怪検定が行われ私も受験してきました.結果発表は来月14日ですが,先日の記事で触れたように不合格率100%なので,来年再挑戦したいと思います.

 さて今年の妖怪検定を振り返ってみたいと思います.今回受験したのは中級でしたが,試験の形式は以下のようでした.

 ① 公式テキストは「水木しげるロードの妖怪たちⅣ」「図説日本妖怪大全」の2冊だが,境港に関する問題以外はすべて図説日本妖怪大全からの出題だった.

 ② 問題は大問が16問でそれぞれに2~4問程度の小問が含まれていた.

 ③ 基本的には大問1つあたり1体の妖怪について答える形式で,妖怪名については選択ではなく,直接名前を書き込むものが多く,それ以外の妖怪の出身地や特徴などは選択式だった.

 で実際の問題ですが,試験用紙の持ち帰りや書き写しは固く禁止されていたため,自分の頭に記憶したものを列記します.当然記憶違い等がありますから,実際の問題とは異なると思いますが(特に選択肢についてはほとんど忘れてしまいました),雰囲気だけでも感じ取ってください(順番も必ずしもこの通りではありません).

第1問 「あわてて夜道を歩いていると、いきなり足に柔らかいものが絡みつく。おどろいて手で触ってみると、それは綿のようなものであった。」(日本妖怪大全p.43より引用)

 一 この妖怪の名前は?(記述)

 答え 足まがり

 二 この妖怪の出身地は?(3択)

 答え 香川県の高松地方

 三 この妖怪は何によるものか?(3択)

 答え 狸(たぬき)のしわざ

第2問 「晴れた日よりは雨の日に多く、それはちょうど提灯をともしたようで道を往来する。もしその火に出会えばかならず疫病にかかり、長い間寝込んだりするといわれている」(日本妖怪大全p.42より引用)

 一 この妖怪の名前は?(3択)

 答え 悪路神の火

 二 この妖怪の出身地は?(3択)

 答え 伊勢国(三重県)

 三 この妖怪は地上どのくらいの高さを飛ぶか?(3択)

 答え 三尺(60~90センチ)

 四 この妖怪にであったらどうするか?(3択)

 答え すぐにその場で地面に体を伏せる

第3問 「( a )では昔、牛や馬が死ぬことが多く、はじめはその原因がわからずに首をかしげるばかりであった。ところが、ある老人のいうことには、それは「( b )」といって、夜更けてから厩・牛小屋に忍び入り、牛馬にちょっとでも傷をつけようものなら、たちまち牛や馬は死に至るという妖怪である」(日本妖怪大全p.74より引用)

 一 ( a )に入る地域はどこか?(3択)

 答え 徳島県板野郡

 二 ( b )に入るこの妖怪の名前は?(3択)

 答え 牛打ち坊

 三 この妖怪の姿はどのようなものか?(3択)

 答え 狸に似て黒く見える

第4問 「昔とある百姓のところによく古狸がやってきて残飯を食べていた.ある日百姓は狸に向かって、「お前、なにか芸があるなら人に化けてきてみろ」というと、あくる日、五十すぎの老人になってやって来た。その古狸は古代のことに詳しく…」(日本妖怪大全p.246より引用一部改編)

 一 この妖怪の名前は?(記述)

 答え 芝右衛門狸

 二 この妖怪の出身地は?(3択)

 答え 淡路(兵庫県)

 三 この妖怪の名前の由来は?(3択)

 答え 百姓の名前から

 四 この妖怪の後日談で正しいのはどれか?(3択)

 答え 芝居見物に行った際、犬に咬まれて死んだ

第5問 「夜中に遠方で、コツコツ、コツコツという餅の粉をはたくような音が聞こえる。年寄りはこれを、「音がだんだん近づくときは、餅の中に搗きこまれると言って運が向いてくる。反対にだんだん遠くなるときは、餅の中から搗きだされるといって運がおとろえていく」といっている。」(日本妖怪大全p.239より引用)

 一 この妖怪の名前は?(記述)

 答え シズカモチ

 二 この妖怪に出会ったときにとる行動は?(3択)

 答え 搗きこまれた人は箕をうしろ手に出すと財産が入ると言われている

 三 この妖怪の別名は?(3択)

 答え 隠れ里の米搗き

第6問 文章を読んで妖怪の名を書きなさい(すべて記述)

 一 「土佐にでる河童に似た妖怪で、人を化かしたりするが必ずしも川にいるわけでもなく、やたらに相撲をしかけてくる」(日本妖怪大全p.247より引用)

 答え シバテン

 二 「夜、ひっそりとした山道を歩いていると、いきなり木の枝にふらーりとぶら下がったものがある。青い火だ。それがゆらゆらと燃えている。本当の火なら、それが枯れ枝に燃え移るところだが…」(日本妖怪大全p.289より引用)

 答え 釣瓶火

 三 「遠州(静岡県)見付の宿に、この婆が出現したという。これがある家の門口に来て泣くと、その家ではかならず不幸があるという」(日本妖怪大全p.328より引用)

 答え 泣き婆

 四 「長崎県の壱岐島などに出た妖怪で、山の崖のようなところからヌッと現れたりする。棒切れなどではらったり、石に腰かけたり、煙草を一服したりすると消えるというから塗壁と似たところがあるが、こちらのほうは形がはっきりしない。」(日本妖怪大全p.342より引用)

 答え 塗坊

第7問 「狐と同様に人を化かすことがある。しかし狐とは異なり体中に魚の臭気があり、体の急所といえば股と目であるから、この部分に矢が当たれば大いに弱るが、もしも組み合うようなことがあれば、体中の皮膚や肉をかき破られ、大変な重傷を受ける。」(日本妖怪大全p.161より引用)

 一 この妖怪の名前は?(記述)

 答え 川猿

 二 この妖怪の特徴について(選択)

 答え 皿がない、助けてくれた人の顔を覚えている、酒好きなど  

第8問 「遠州(静岡県)の海辺に( a )と呼ばれる怪火が出現した。土地の者はこれに会うことを非常に恐れた。遠くに見えるときでも、人がこれを呼ぶとたちまち眼前に飛んでくるが、この火にであったものは( b )。」(日本妖怪大全p.310より引用)

 一 ( a )に入る妖怪の名は?(記述)

 答え 天狗火

 二 ( b )に入るものは?(3択)

 答え 必ず病気になる

第9問 あやかし(日本妖怪大全p.38参照)について正しいものに○、誤っているものに×をつけなさい(○×)

 項目が6~7個ありました

第10問 次の文章の a ~d に入る言葉は?

 「( a )のある村では、道のうす気味悪いようなところに( b )が下がるという。これにあてられると病気になると言われ、信州の( c )と同系列の妖怪とされる。また秋田では村の真ん中に大榎があって、夜そこを通ったら、あろうことか( d )が下がっていたという。」(日本妖怪大全p.287より引用)

 答え a. 高知県幡多郡, b. 茶袋, c. ヤカンヅル, d. 文福茶釜 

第11問 「河童よりさらに人間に近い姿をしていて、「和漢三才図絵」に載っている。人畜無害といった顔つきをしている。実際に性格はおとなしく二人ずつならんで物語などを語っていると( a )に記されている。」(日本妖怪大全p.141より引用)

 一 この妖怪の名前は?(記述)

 答え 川男

 二 ( a )に入る書物は?(3択)

 答え 和訓栞(江戸時代の国語辞書) 

第12問 人間の三、四歳くらいの背格好で、洋服の代わりに木の葉を身につけているという。油断をすると( a )から、そんなときは( b )のだそうだ。これは( c )あたりのことである。(日本妖怪大全p.173より引用)

 一 この妖怪の名前は?(記述)

 答え 木の子

 二 ( a )に入るのは?

 ア.昼食を取られてしまう, イ.着物を引っ張られる, ウ.相撲を取ろうとしてくる

 答え 

 三 ( b )に入るのは?

 ア.飴を投げてやる, イ.棒を振り回して追い払う, ウ.黙って通り過ぎる

 答え 

 四 ( c )に入るのは?(選択)

 答え 播州(兵庫県)  

第13問 絵(日本妖怪大全p.50)を見て

 一 この妖怪の名前は?(記述)

 答え アマビエ

 二 この妖怪はどこに出現したか?(3択)

 答え 肥後(熊本県)

第14問 「人里離れた南の国に、長さ二、三尺の怪物がいて、その形はキョ(ケモノ偏に巨)という獣に似て、走ることが非常に巧みで、全身を見分けることもできない」(日本妖怪大全p.364より引用)

 一 この妖怪の名前は?(記述)

 答え 魃鬼

 二 この妖怪の目はどうなっているか?(3択)

 答え 頭のてっぺんについている

 三 もしこの妖怪を捕まえたらどうすべきか?(3択)

 答え 濁り水の中に投げ入れる

第15問 「あまりはっきりしない妖怪だが、山の中にいるもので、雄と雌がおり、雄は土色で雌は赤色といわれ、どちらも前足が二本に一本ずつの鋭い爪が生えている。」(日本妖怪大全p.495より引用)

 一 この妖怪の名前は?(記述)

 答え わいら

 二 茨城県の野田元斎が目撃したこの妖怪は何に似ていたか?(3択)

 答え 

第16問 境港についての問題

 一 「鬼太郎にあえる町」とともに境港のキャッチコピーは?(3択)

 答え おいしい魚ときれいな海

 二 境港商工会議所が2003年に創設したものは?(3択)

 答え 境港FISH大使

 三 「JR境線に鬼太郎列車が登場したのは( a )年、その後2006年には( b )が加わり、現在( c )種類の列車が走っている.」 

 a, b, c に当てはまるのは?

 a  ア. 1993,  イ. 2002,  ウ. 2005

 b  ア. ねずみ男列車,  イ. ねずみ男列車・ねこ娘列車,  ウ. ねずみ男列車・ねこ娘列車・砂かけ婆列車・こなき爺列車

 c  ア. 2,  イ. 4,  ウ. 6

 答え a. ア、b. イ、c. イ

 

 以上です.同じく受験された方で,問題の内容の誤り等を指摘していただければ幸いです.来年上級は登場するんでしょうか?

 追記:2008年10月31日 ご指摘により問題6の四を差し替えました.

|

« 日本の珍名駅9 ”いや” | トップページ | 久しぶり »

コメント

はじめまして
今回、妖怪検定を受けたものです。
私は初級と中級を受けました。

私も問題をメモっていたわけではないので
あいまいなんですが、(野衾)ではなく(塗坊)だったような・・・
もしくは両方出たか・・・
問題文の中に「ヌッと現れる」とあったのでおそらく(塗坊)は出ました。
この二つの妖怪の消し方がほとんど一緒だったので、「ヌッと」きたら(塗坊)とおぼえていました。
間違えていたらすいません。

投稿: Captain Ken | 2008年10月31日 (金) 16:46

<Captain Ken様>
 ご訪問そしてご指摘ありがとうございます.「塗壁に似た」,「煙草を吸って…」というキーワードから野衾だと思ってましたが,「ヌッと出た」という記載,そういえばありましたね.塗坊で間違いないでしょう.訂正しておきます.

投稿: ビザ皇帝 | 2008年10月31日 (金) 17:10

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 妖怪検定を振り返って:

« 日本の珍名駅9 ”いや” | トップページ | 久しぶり »