第39回能代寮歌を愛する会
いやー眠い.さすがに2日続けて6時起きは朝寝坊の私には堪える.
実は寮歌好きな私.普段は音楽というとクラシック関係を中心に愛好しているのだが,深層心理には寮歌があって,何かの折に頭をもたげてくるのだった.
以前の勤務先の同僚のご尊父が寮歌愛好家で,秋田の能代で寮歌の会をやっているとのことでおととしの秋にお招きいただいた.昨年は6月の開催だったのだが,見事我が家のマダガスカル旅行とかぶってしまい参加できなかった.そんなわけで今年は是非参加したいと思い,めったに使わない年次休暇をとって出かけてきた.
しかし能代はムチャクチャ遠い.列車でまっすぐ行っても6時間以上かかる(新幹線利用で).6月10日は朝6時半に家を出た.寮歌の会は夕方からなので,せっかく平日休むのだからと途中仙台に寄って,いよいよ閉店間近の貧食に顔を出したりしたためだ.
結局能代に着いたのは夕方の4時半,ホテルで一休みしてから会場となる料亭金勇に出かける(ここの二階にある154畳の大広間が会場).
2年前にも書いたが,寮歌とは旧制高等学校の寄宿舎の歌である.学制改革があったのが1948年頃だから,実際に旧制高校に在学していた人たちは若くても80歳近くということになる.遠くは大阪,兵庫など全国から総勢60名以上の方々が集まっていた.今回の参加者名簿を見たのだが,旧制一高卒,二高卒など錚々たる顔ぶれが揃っている.私なんかは若い方から数えて五本指に入るくらいだ.
挨拶,乾杯に続いて寮歌が始まる.北国の寮歌の会のためか,およそ北(北大予科)からはじまって弘前,二高,山形,一高,…,七高造士館(第七高等学校は鹿児島にあった)と進んでいった.酒が入るにしたがってどんどんにぎやかになっていくのだが,それにしてもみんな若い! とても70~80歳には見えないくらい元気だ(寮歌の世界では60代はニューリーダーである 笑).
(写真) 職業柄普段元気のない高齢者ばかり見ているので,こんな元気な方々を見るととても感動します.
私も久しぶりにご馳走を堪能して高歌放吟した夜となった.
そして,今日6月11日はまた6時起きで,今度は朝8時大館能代空港発の飛行機で職場にもどったのである.
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