日本100名城スタンプラリー6
日本100名城 山形城(10番)
二本松城を後にしてさらに北上し一泊,6月1日になりました.この日は15時から盛岡でのコンサートを聴きに行くのですがまだ半日もある,というわけで早朝から活動を開始した私です.やってきたのは山形城です.
山形県の県庁所在地である山形市は戦国時代に最上氏の居城だったところで,江戸時代のはじめには村山・最上・庄内57万石という大藩の城下町となりました(伊達政宗のライバル最上義光の時代).このため城郭も非常に大きく,三の丸で250万㎡以上もの規模を誇っていました.しかし義光の死後に起こった家督争いのために最上氏は改易となってしまい、以後は鳥居氏,堀田氏などの普代・親藩大名の所領として歴史を歩んでいきます.度重なる藩主の交代とともに山形藩自体の所領も縮小し,幕末の水野忠精(天保の改革で有名な水野忠邦の子)の時代にはわずか5万石の小藩になってしまいました.
これだけ藩の規模が小さくなると城の維持もままならず,幕末にはかなり荒れ果てた状態になっていたようです.また明治以後,山形城跡は陸軍歩兵32連隊の駐屯地ともなりました.
現在城跡は山形城址霞城公園として整備されています.近代以前の建物は残っておらず,二の丸東大手門や本丸一文字門の石垣などが復元されています.山形市では現在本丸の御殿を再建する計画を立てているようですが,平面図のみで絵図面や写真などが残っていないため,資料を探しているとのことでした(山形城には天守はなく,本丸には御殿があった).
スタンプの設置場所 山形市郷土館(旧済生館本館)受付(霞城公園南門から入って右側)
登城のハード指数(★☆☆ ハードではありません) JR山形駅から程近く,内部もアップダウンは全くない公園です).
登城日 2008年6月1日
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