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2008年3月 7日 (金)

ツ反強陽性

 昨日健康診断でツ反(ツベルクリン反応)をやった.

 ツ反は結核感染や結核に対する免疫の有無を調べる検査で,やったことがある人も多いだろう.前腕部に薬液を皮内注射して48時間後の反応を見るというものだ.発赤の大きさが10mm未満は陰性,10mm以上なら陽性と判定し,さらに硬結や二重発赤を伴うと強陽性などと判定する.

 その臨床的意義は様々なのだが,私の場合は毎度毎度赤く二重発赤が出現するくらい強陽性になるのだった.このため半日もすると注射部位が痒くてたまらなくなる.どうせ強陽性なんだから検査を省略したいと思うのだが,そうもいかないため毎年我慢している次第である.

Tsuhan

 ちなみにツ反強陽性は①現在結核に感染している ②結核に対する免疫を持っている の2パターンがあるが,私の場合過去10年くらい毎年強陽性なので,①だと今頃胸部写真でひどいことになっているはずであり(なにせ抗結核薬など使ってませんから),必然的に②なのでした(幼い頃にBCG接種はしたが,今まで効果が持続しているとも思えないので,おそらくは人生のどこかで不顕性感染をしたのだろう).

 結核は江戸時代は「労咳」と呼ばれて不治の病であったが(新選組の沖田総司や長州の高杉晋作が有名),栄養状態が格段にいい現代では,感染しても発病しないで治まってしまうケースも多いのである.

 写真: 二重発赤になった私の前腕(大体黄色の枠内が赤くなっています)

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コメント

ビザ皇帝隊長 こんにちは!

ツベルクリン反応大きいですね~。この後ってBCGやるんですか?
小さい時にBCGやって血が出たらクラスメートから「失敗したんだ」と言われて死んじゃうと思ったことがありました。
BCGって夏場プールの時間に日焼けすると面白い「たとぅー」になりますよね?
2年くらい前だったかな…?咳が止まらず呼吸困難で涙目になった時に血の味もして「も、もしかして結核?!」と思った事ありました。予備軍だったら怖いですぅ~!!

ビザ皇帝隊長は多くの患者さんを診てるうちに結核に…でしょうかね?
ちなみに父方の祖父が私の生まれるずっと前に結核で亡くなってます。
お大事にです。

投稿: まーうさ | 2008年3月 9日 (日) 14:13

小学2年BCG接種後陽転、6年生から擬陽性です
現在ツ反応検査なし胸部間接撮影のみです
この頃なんとなく良識ありそうな人がお気楽に予防医学や公衆衛生をばかにするので気になります
予防注射やっても気休めだとか、井戸水は無条件にいいとか
陛下のツ反応結果を見ると医業はハイリスクな仕事と感じます
未知の病気は不確実の塊ですね
謝々
結核予防のみならずハンセン氏病の予防にもBCGが効果あったんですね

投稿: Gustus | 2008年3月 9日 (日) 16:12

<まーうささん> こんばんは.BCGは結核の発症を予防するワクチンなので,ツ反陽性の人には接種しません(日本でももっぱら幼少期の接種で,成人後の接種はあまり行われていません).ツ反が陽性の場合は胸部レントゲン写真で異常がないか経過を見ていくことになります.
 現代は衛生状態がいいので,普通の人なら検診で定期的に胸部写真を撮っていれば,まずひどい状態になる前に発見されます.ただ高齢の方や免疫力が弱っている方は重症化しやすいので要注意です(もちろん私は発症していませんよ).
 
<Gastusさん> こんばんは,コメントありがとうございます.実際にツ反に意味があるシチュエーションは,本来陰性だった人が理由なく陽性になった場合なので,日本のように幼少時にBCGを受ける国では陽転したことが確認できれば以後は胸部写真で十分と思われます(成人する頃にはBCGの効果が落ちますが,成人へのBCG接種の予防効果は不明な点が多いので一般には行われていません.
 予防接種の有効性については,日本における若年層の麻疹(はしか)の予防接種率の低さと最近の集団発症を見れば,明らかでしょう(ただしインフルエンザワクチンに関しては今でも議論があります).
 結核菌とらい菌(ハンセン氏病の病原菌)はどちらも抗酸菌というカテゴリーに入るのでBCGの予防効果は期待できるかもしれません.

投稿: ビザ皇帝 | 2008年3月10日 (月) 20:02

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