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2008年1月27日 (日)

モーツァルト週間

 今日1月27日は有名な作曲家W. A. モーツァルトの誕生日です.今から252年前,1756年のこの日に,ザルツブルグのゲトライデ通り9番地に今も残る家でモーツァルトは生まれました(このブログの左下にあるブログペットの背景になっているのが,その家です).モーツァルトで町おこしをしているザルツブルグでは,彼の誕生日を中心に,毎年”モーツァルト週間”と題してイベントを行っています.今年のモーツァルト週間は1月25日(金)~2月3日(日)だそうです.”週間”といいつつ会期が10日間あるのは置いといて,毎年このイベントには世界中から大物演奏家がやってくることから,クラシックファンの注目を集めています.ただ,開催時期が真冬で一般の人が休暇をとる時期ではないため,夏のザルツブルグ音楽祭に比べると,お年を召したお客さんが多いというウワサもあります.モーツァルトを愛好する我が家でも,一度行ってみたいと話しているんですが,当分行けそうにありません.

 そんなわけで,モーツァルト週間は無理として,先日盛岡で行われたプラハ国立劇場オペラの歌劇「魔笛」の」公演に行ってきました.プラハ国立劇場オペラの本拠地であるスタヴォフスケー劇場は,プラハでもっとも伝統ある劇場で,モーツァルトが生きていた時代からすでに存在し,有名な歌劇「ドン・ジョヴァン二」や歌劇「皇帝ティートの慈悲」が初演された劇場でもあります(2006年秋に放送された”毎日モーツァルト”の特番で,案内人の山本耕史も訪れていた).

 現在ではモーツァルト関連の旅行といえば,ウィーン・ザルツブルグ・プラハの3都市をめぐるツアーが一般的ですが,この3都市を比較すると,

 ザルツブルグ > ウィーン> プラハ

 という感じで,プラハはザルツブルグ,ウィーンに続く3番手というイメージです.しかし,モーツァルトが生きていた時代に彼の音楽を理解した都市という点では,

 プラハ > ウィーン »……» ザルツブルグ

 という順番になるくらい,熱狂的にモーツァルトを応援していたのがプラハの人たちなのです.それゆえ,プラハの人たちが「モーツァルトはプラハの音楽家」というのも理解できることです.そんなプラハの伝統ある歌劇場の引越し公演ということで楽しみに出かけてきました.舞台の詳細や感想についてはウチのKのブログ(女人心)を参照いただくとして,私個人的には,第1幕の夜の女王のアリア(O zittre nicht, mein lieber Sohn)で,夜の女王が舞台いっぱいに広がる衣装を身にまとって歌っていたのが小林幸子を髣髴させて楽しかったです.

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 (写真) 今回の公演のパンフレットです.

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