長州なまり
今我が家では大河ドラマ「獅子の時代」で盛り上がっている.獅子の時代は昭和55年に放送されたもので,ホームページの記事にも書いたが,大河ドラマでは私が主体的に1年通して見た初めての作品である.会津藩士と薩摩藩士(ともに架空の人物)を主人公にした幕末維新モノである.幕末モノは当たらないというジンクスにもれず,視聴率的には今ひとつの作品であったが,コアなファンが多く,一部の間では非常に評価の高い作品である.当時の作品にしては珍しく,全話がDVD化されているという事実も,この作品の評価を物語っているといえよう.当然我が家にもDVD全巻がそろっている.
さて,この獅子の時代,幕末維新モノであるため,諸藩の志士が入り乱れるのだが,薩摩は薩摩訛り,土佐は土佐訛り,会津は会津訛りでしゃべり,さらに江戸生まれの榎本武揚はちゃんとべらんめえ調で話すのだが,なぜか長州は標準語である.そういえば2004年の大河「新選組!」でも,薩摩や土佐はそれぞれお国訛りであったが,長州の桂や久坂は標準語を話していた(この大河では会津も標準語だったが).なぜに長州はいつも標準語なのか,そういえば長州言葉ってイメージがわかないがどんな言葉なんだろうか(津軽言葉のように字幕がないと理解不能な言葉とか).気になり始めると,解明しないと気がすまない私であった.
長州だから,HPにも来ていただいたことのある桂さんに聞いてみようか.
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コメント
山口弁には「~っちゃ」「ぶち」・・等々
あると思います。が、桂小五郎の金持ちでエリートを表現するためにわざと共通語を
話させたのかもしれませんねー。
あと江戸でも西の奥~のほうは(あたくしの
在住してる近辺)は「べぇ」がつくそうです。以前、郷土なまり講座で初めて知りましたべぇ。
投稿: フミヲ | 2007年7月21日 (土) 08:11
おおっ,フミヲ様,早速のレクチャーありがとうございます.「~っちゃ」ですか,そういえば仙台の言葉も「~だっちゃ」という,うる星やつらのラムちゃんのような訛りがありましたが関係あるんですかね.「ぶち」はどういうシチュエーションで使うのでしょうか? 私もその後調べてみましたが,「~であります」という軍隊口調は長州訛りが由来という説がありました.
多摩は「べぇ」ですか,すると昔あったお菓子「チョコべぇ」(「君はチョコべぇを見たな」というCMが印象的でした)も多摩由来かもしれませんね.
投稿: ビザ皇帝 | 2007年7月22日 (日) 05:39