大甲子園大会
今日親戚の家に寄ったのだが,そこのテレビで高校野球の県予選準決勝をやっていた.考えてみればもう7月下旬,あと2週間もすれば,甲子園大会が始まるのだ.改めて月日の速さに驚く(あとひと月すれば,北国は秋の様相である).
さてこの夏の甲子園,出場校は49校,北海道と東京が2校でその他の府県は1校ずつである.東京は人口が多いのと北海道は面積が広いのが複数参加の理由と思われる.
しかし,実際には甲子園への道のりは都道府県によってだいぶ異なるらしい.たとえば大阪府や神奈川県などは7~8回予選で勝たないと甲子園には行けない.その一方,鳥取県や高知県では1回勝てばベスト8になるという.もちろん高知県などは参加校が少なくてもハイレベルな学校も多く,決して甲子園に出やすいわけではないのだが,大阪や神奈川の学校から見れば,なんとなくやりきれない気分になるのではないか.
そこで考えたのだが,たとえば全国に300ある,衆議院の小選挙区ごとに甲子園出場枠を割り当てたらどうなるんだろうか.そうすると最大の東京は25校出場できる(大阪19校,神奈川18校),一方鳥取と島根は2校ずつということになる.わが岩手は4校出場だ.
今日の準決勝に出ていた学校が,盛岡大附属,花巻東,専大北上,一関学院だから,この瞬間岩手1区,3区代表はそれぞれ盛岡大附属,一関学院で決まりだ.4区は花巻東と専大北上の決勝戦となる.そうすると2区は準々決勝で敗れた大野高校か.
こうして全国300校が出場する大甲子園大会,1日4試合消化するとして全日程75日間の長丁場になる.これはあんまりだ.サッカーやラグビーのように複数の会場で同時に行えばいいのだが,それでは甲子園を目指して頑張っている球児に申し訳ない.そこで考えた日程,早朝から夜まで試合を行い,毎日6試合消化していく.その結果以下のような開催要項となった.
全国高等学校野球選手権大会
会期 7月20日~9月9日までの52日間
7月20日 大会初日 開会式,その後4試合
7月21日~9月6日 大会第2日~49日 1回戦から6回戦まで1日6試合(合計288試合)
9月7日 大会第50日 準々決勝(4試合)
9月8日 大会第51日 準決勝(2試合)
9月9日 大会第52日 決勝,閉会式
ここで出てくる問題として,開会式の入場行進ができない.なにせ300校だ.1チーム15人としても4500人の選手が行進するのだから,甲子園のグランドには収容できないだろう.キャプテンのみ300人が行進する方法もあるが,できればみんなで行進したい.このため,開会式は鳥取砂丘あたりでやった方がいいかもしれない.
そしてもうひとつ,52日間も本拠地甲子園球場が使えなくなる阪神タイガースの存在がある.これじゃ死のロードどころの騒ぎではない.この問題がおそらくは最大の問題であろう(笑).
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