夏の3連休
昨日から海の日の3連休,休みを利用して旅行に行く人も多いと思われる.しかし6月から7月初めにかけて散々走り回った私は,相方に休養を取らせるべく,おとなしく留守番する身である.大型の台風4号が接近しているらしいが,一般に北日本は台風とは縁がない地域であり,今日も曇ってはいるが,風はなくすごしやすい一日であった.
久しぶりに溜まった書類整理やマダガスカル旅行記の製作に取り掛かろうと考えている私でした.
マダガスカル写真シリーズ8 アイアイ編
マダガスカルに生息するたくさんの原猿の中で,もっとも日本人に知られているのは「アイアイ」ではなかろうか.テレビの動物番組のおかげで,ワオキツネザルも結構メジャーになってきているが,名前だけならアイアイのほうが圧倒的に有名だろう.童謡にも歌われているとおり,南の島(マダガスカル島)に住み,尻尾の長いお猿さんである.
しかし,名前が有名なわりに,このアイアイは多くの謎に包まれている.童謡の影響か,日本では可愛らしいお猿さんのイメージだが,現地では不吉な動物として忌み嫌われていたのである.実際に部族によっては,アイアイを捕らえて殺してしまうところもあるらしい.
(現地でもらったパンフレットから)実際のアイアイはこのように中指が異常に長いのが特徴で,この指を使って木の中から虫をほじくりだして食べる.またリスなどと同様に一生伸び続ける門歯を持つ.このため当初アイアイはげっ歯類ではないかと考えられていたそうです.
アイアイはマダガスカル東部の森林地帯に生息しているが,夜行性で日中は木の上の巣の中で寝ているため,素人が見つけるのは不可能に近い.インドリで有名なペリネ保護区内に生息しているらしいので,ガイドを雇って根気よく探せば見つかる可能性はある(ただ個体数が少ないので,遭遇する確率はかなり低いと思われる).
そんなわけで,今回私は首都アンタナナリボにある,チンバザザ動植物園でアイアイを見た.夜行性のキツネザルとして,ネズミキツネザルとともに,屋内にいたのだが…,なんとほとんど真っ暗で,なんだか良く判らないのだった.とりあえず高感度1600で撮影したのだが,光源に乏しい状況ではこれが限界でした(泣 フラッシュを焚くわけにもいかないし).
そして,黄色い枠内にいるのがアイアイです(肉眼ではこっちを見ていましたが,写真ではなんだか判りません.
図鑑に載っているアイアイです(学研の図鑑 動物より引用).
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