南国の休日
一夜明けて2月11日は曇りであった.旅行に行くといつも晴れ(逆に帰る日によく雨が降る)という位,晴れ男の私にしては珍しいことである(雨は降らなかったが).いつもなら,着いた翌日はプールサイドで本を読みながらゴロゴロするのであるが,今回はKのおふくろさんも同行していたため,オプションについていた島内観光に出かけることにした(私が団体観光に参加するのは珍しい).
ここが恋人岬の展望塔です.眼下には太平洋の荒波が水しぶきをあげていて,目がくらみます.
このツアーは恋人岬やスペイン統治時代の遺跡(グアムは16世紀以来フィリピンとセットでスペインの支配を受けており,19世紀末に米西戦争の結果,フィリピンとセットでアメリカ領になったのである.この点でドイツ領から第1次世界大戦の結果日本領になった,サイパンやパラオなど他のミクロネシアの島々と,状況が大きく異なるのである),海中展望塔などを見学し,ついでに「マイクロネシア・モール」や「DFSギャラリア」といった,グアムのメジャーなショッピングモールで買い物もするという欲張った企画であった.
(左)展望台の柵にはたくさんの錠前が結ばれていました.これはここを訪れたカップルが,縁が切れないようにという願いをこめたものなのでしょうか.(右)岬には日本から贈られた鐘があり,これを3回鳴らすと幸せになるのだそうです.
Kのおふくろさんは生まれて初めて海外に出るらしく,友人や会社の人からたくさん餞別を貰ってきたらしく,「お土産どうしよう」とモールで買い物をしていた.私はといえば,観光ガイドの女の人の喋り方が,テレビドラマなどに登場する,典型的なガイド口調だったのが,たまらなく愉快であった.
島内観光から帰った後は,早速プールサイドに繰り出した.ここからは本を読みながら,時々プールで泳ぐいつものバカンスになるのであった.今回持ってきた本は司馬遼太郎が主体である.南国の暑さと司馬遼太郎のギャップが楽しいのだった.
プールサイドで寛ぐ私.読んでいるのは,司馬遼太郎の「新選組血風録」です.
この日の夕方からは定番のポリネシアンディナーショーに繰り出したのでした(厳密に言えばポリネシアは日付変更線よりアメリカ側のハワイやタヒチなどのことであるが,グアムなどのミクロネシアやニューカレドニアなどのメラネシアを含んだ太平洋リゾート全体でよく見られるショーである).
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