日本の珍名駅5 ”おおぼけ”
約1ヶ月ぶりの珍名駅シリーズ,今回のネタは,四国は徳島県のJR土讃線にある“おおぼけ”(大歩危)駅です.土讃線といえば,以前紹介した“ごめん”(後免)駅も有する国内屈指の珍名路線である(笑).
香川県の県庁所在地高松を出発したディーゼル特急は善通寺から内陸部に入る.そして昔甲子園を沸かせた池田高校のある 池田町
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ここをクリックすると,大歩危峡の観光案内が聴けます.
案内が終わり,しばらく走っていくと,待ちに待った放送が聞こえてきた.「次はおおぼけに停まります.」,「ご乗車ありがとうございました.間もなく,おおぼけ,おおぼけに着きます…….」
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ここをクリックすると,おおぼけ(大歩危)駅到着直前の車内放送が聴けます.
テープの女性の無表情な声に続く,車掌のマッタリした語り口がいい味を出した車内放送である.
おおぼけ駅はほとんど全ての特急列車が停まる駅だが,その理由は人口が多いからではなく,観光名所だからである.車窓からも眺められた大歩危峡(川下りなども楽しめる)のほか,更に奥地に入ると平家の落人伝説で有名な祖谷渓や観光名所“かずら橋”がある(私とKは10年前に旅行に来たことがあるが,祖谷蕎麦がなかなか旨く,温泉もある秘境であった).
駅の周辺はひっそりとして,タクシーが1台暇そうに停まっているばかりであった.バス停もあるが,本数も少なく私の滞在中もバスがやってくる気配はなかった.実際,吉野川の川下りなども,この大歩危駅から少し離れたところから発着しているのである.どうしてここに駅があるのか,よく分からないのであった.
おおぼけ駅のホームにある,かずら橋のミニチュアです(実物は橋の長さが何十メートルもあります.
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