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2006年12月 8日 (金)

日本の珍名駅5 ”おおぼけ”

 約1ヶ月ぶりの珍名駅シリーズ,今回のネタは,四国は徳島県のJR土讃線にある“おおぼけ”(大歩危)駅です.土讃線といえば,以前紹介した“ごめん”(後免)駅も有する国内屈指の珍名路線である(笑).

 香川県の県庁所在地高松を出発したディーゼル特急は善通寺から内陸部に入る.そして昔甲子園を沸かせた池田高校のある

池田町

(駅名は阿波池田駅,ちなみに只の池田駅は北海道のJR根室本線にある)を過ぎると,周囲は一気に山深くなってくる.列車の車窓から吉野川とその周囲の渓谷が見えてくる.この辺がおおぼけ(大歩危)峡である.まずは渓谷についての案内放送が流れた.

 「bokekanko.mp3」をダウンロード

  

 ここをクリックすると,大歩危峡の観光案内が聴けます.

 案内が終わり,しばらく走っていくと,待ちに待った放送が聞こえてきた.「次はおおぼけに停まります.」,「ご乗車ありがとうございました.間もなく,おおぼけおおぼけに着きます…….」

 「oboke.mp3」をダウンロード

  ↑

 ここをクリックすると,おおぼけ(大歩危)駅到着直前の車内放送が聴けます.

 テープの女性の無表情な声に続く,車掌のマッタリした語り口がいい味を出した車内放送である.

Oboke2_1 おおぼけ駅のプレートとともに.とても嬉しそうです.

Oboke5_1 おおぼけ駅の駅舎です.漢字の字体もいい感じです.

Oboke3_1 駅のプレートはやっぱりひらがな表記に限ります(笑).

 おおぼけ駅はほとんど全ての特急列車が停まる駅だが,その理由は人口が多いからではなく,観光名所だからである.車窓からも眺められた大歩危峡(川下りなども楽しめる)のほか,更に奥地に入ると平家の落人伝説で有名な祖谷渓や観光名所“かずら橋”がある(私とK10年前に旅行に来たことがあるが,祖谷蕎麦がなかなか旨く,温泉もある秘境であった).

 駅の周辺はひっそりとして,タクシーが1台暇そうに停まっているばかりであった.バス停もあるが,本数も少なく私の滞在中もバスがやってくる気配はなかった.実際,吉野川の川下りなども,この大歩危駅から少し離れたところから発着しているのである.どうしてここに駅があるのか,よく分からないのであった.

Oboke8_1

おおぼけ駅のホームにある,かずら橋のミニチュアです(実物は橋の長さが何十メートルもあります.

Oboke4_1 正目から見たおおぼけ駅です.タクシーが1台だけ停まり,駅前には1軒だけ商店がありました.

Oboke6_1 ぼけマートって一体…,お釣りを間違えないか心配です(笑).

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