日本三大うどん
先週末所用があって首都圏に出かけた.土曜のうちに用足しを済ませ,日曜に帰るにあたって,以前から是非行きたいと思っていた,群馬県伊香保町の水沢うどんを食べに行くことにした.
水沢うどんは香川の讃岐うどん,秋田の稲庭うどんと並んで,三大うどんのひとつに数えられるほど有名なうどんであり,是非食べなければと思っていた次第である(三大うどんについては,讃岐うどんと稲庭うどんについては,大方の見方は一致しているものの,3つ目については,この群馬の水沢うどんとする説と,長崎の五島うどんとする説がある).
香川県満濃町の讃岐うどんの店「小縣家」(しょうゆうどんの元祖です).大きな大根を自分でおろしてかけて食べるのが美味です.
秋田県湯沢市の稲庭うどんの老舗「佐藤養助本店」の味くらべです.
伊香保はJR高崎駅からが便利であるため,東京駅から上越・長野新幹線に乗り込んで行けばいい.私が乗り込んだのは”あさま”であった.休日のせいか,自由席は結構混んでおり,私はデッキに立っていた.
上野に停まり,大宮に停まり,快調に走っていく.大宮を過ぎて30分くらい,そろそろかなと思っていると,なにやらトンネルに突入した.しかも結構長い.「ん?大宮と高崎の間に,こんなトンネルあったかな?」とすごく不安になる.そうしているうちに車内放送,「まもなく軽井沢,軽井沢に停車します」.ガーン!この”あさま”は高崎に停まらないらしい(不覚にも私は高崎に停まらない新幹線があることを知らなかった.交通の要衝である高崎には全ての新幹線が停まると信じていたのだった).
そんなわけで,思いがけずも軽井沢に来てしまった.ゆっくり軽井沢観光をしたい気もあったが,そんな時間もないため引き返すことにする.幸いすぐに上りの新幹線がやってきたため乗り込んだ(今度は高崎に停車することを確認したのはいうまでもない).
軽井沢を出て,わずか15分で高崎に到着,昔は碓氷峠をエッチラオッチラ越えてやっとの思いで着く感じだったが‥‥.改めて新幹線の偉大さを思い知った私だった.
そして,高崎駅から車で40分,目指す伊香保町水沢に到着した.水沢うどんは,この伊香保町水沢地区のみで作られているうどんで,通りをはさんで20軒程のうどん屋さんが軒を並べている(このあたりは,稲庭うどんと同じである).今回はそのなかで,元祖と呼ばれる田丸屋を訪れた.ここは天正10年(1582年)創業というから(なんと!信長や秀吉の時代だ),400年以上の歴史を持つ老舗だ.
田丸屋のざるうどんは普通の醤油ダレのほかに,特製の胡麻ダレが有名とのことで,この日は”三楽御膳二色汁(ざるうどんにてんぷら等がついたもの.醤油と胡麻の両方のタレで楽しめる”を注文した.
水沢うどんは,麺にコシがあり,表面はさらっとしていて,つるっとしたのど越しが良いうどんであった.味としては申し分ないが,値段がちょっと高めなのが難点かなとも思った(讃岐うどんは安くて旨いからなぁー).
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