日本の珍名駅4 ”のぞき”
珍名駅シリーズの第4弾は,地元東北地方,JR奥羽本線の山形県と秋田県の県境にある”のぞき”(及位)駅です.奥羽本線は福島県福島市を起点とし,奥羽山脈の西側内陸部を経て秋田市に抜け,さらに北上して最終的に青森市に至る,東北地方日本海側の幹線である.福島から新庄までは山形新幹線のルートともなっている.
今回のテーマである”のぞき”駅は,その山形新幹線の終点”新庄駅”から,普通電車でさらに35分程,北に行ったところにある.新庄から秋田行きの普通列車(2両編成の東北地方の都市近郊でよく見られるタイプ701系?)に乗り込み出発する.新庄から5つ目の大滝駅を過ぎると,いよいよ次が目指す”のぞき”駅である.車内放送に耳を済ませる.「間もなく,”のぞき”,”のぞき”です.降り口は進行方向左側です…」
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ここをクリックすると,のぞき(及位)駅到着直前の車内放送が聞けます.
ホームも複数あり,橋もあるなど,結構大きな駅です.縦に「のぞき」と書かれたプレートの写真が欲しかったのですが,なぜか全て塗りつぶされていました(写真左端,電柱に付いているみどりのプレートがそうです).
ハチの巣があるそうです.恐る恐る近づきましたが,発見できませんでした.
”のぞき”駅のある,山形県真室川町は山形県北部に位置する人口約10,000人の町で,真室川音頭で有名である.のぞき駅周辺は,典型的な中山間地域といった感じで,田んぼや畑もちらほらと見られる.この駅はいわゆる”秘境駅”ではないため,それなりに立派な駅舎が存在するが,基本的には無人駅である.駅を探索すると,”のぞき(及位)”の名前の由来を書いたプレートが貼ってあった.それによると,その昔,この地域で修行していたとある修行者が,山の断崖の端から宙吊りになり,崖の横穴を覗き込むという荒行(想像しただけで凄い修行である)をやって,後に位の高い山伏になったことに由来するのだという(今でも奈良辺りでは,この修行をやる人がいるそうです!).我々一般人が想像するのとは全く違った由来があったのである.
のぞき駅から更に北上すると,間もなく雄勝トンネルという,長い県境のトンネルに入り,そこを抜けると,もう秋田県湯沢市なのであった.
湯沢市では,日本三大うどんのひとつである”稲庭うどん”が楽しめます(写真は温うどんと冷うどんのセットです).
ホームページ本編のほうにも珍名駅のコーナーを設置しました(日本の珍名駅)
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コメント
遅れましたが;
スバールバルについてのコメントありがとうございました★
私は関ジャニ∞のファンで、メンバーの渋谷すばる君がラジオでスバールバル諸島の事を言っていたんで気になっていたんです!!
ファンの間では、スバールバルは結構有名ですよ♪(笑
投稿: chipa | 2006年11月10日 (金) 08:09