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2006年10月11日 (水)

妖怪検定本番

 2006年10月8日,今秋最大のイベント(?),境港妖怪検定の日がやってきた.朝から気分は高まっている.昨夜割り子そばを食べたため,この日は釜揚げそばが食いたくて駅のそば屋に入った.釜揚げそばを注文し,出てきたそばを見ると何の変哲もないかけそばに見える.しか~し!食べてみると大違いなのであった.普通のかけそばは湯通ししたそばに別に作ったそば汁をかけるが,この釜揚げそばは茹でたそばに蕎麦湯をかけ,汁で味付けしたシロモノなのだった.このため汁を一口飲むと,蕎麦湯の味がしてくるのである.そういえば岩手でも田舎の方に行くと,こういうそばがあったような気がする(岩手もそば所としては有名だ).

Izumosoba2 これが一見かけそばに見える釜揚げそばです.

 出雲そばも食べたし,いよいよ試験会場の境港に向かう.松江から境港に向かう王道はJR山陰線で米子まで行って,そこでJR境線に乗り換えて行く方法である(この方法だと1時間半くらいかかるが,1時間に1~2本くらい汽車がある).一方邪道は松江からバスで北東に向かい三保関から境水道を越えて境港に入る方法である.こちらは50分くらいで着くが1日に1~2本しかない).どっちにしようか悩んだが,結局王道を行くことにした.

 米子まで特急で行き(出雲市から松江,米子までは山陰線も電化されている),そこからいよいよ境線に乗り換える.JR境線は鬼太郎に会える汽車ということで,妖怪化された路線である.始点の米子から終点の境港まで全16駅全てが妖怪名を付けられているのだった(例 米子駅がねずみ男駅,境港駅が鬼太郎駅など.どうでもいいけどこの境線,全線20kmなのに駅が16個もあって,ほとんど東京の国電並みに発車,停車を繰り返しているのだった(20kmなんて,北海道だったら下手すれば駅2~3個しかないぞ 笑).

Yonagoeki 米子駅にて.境線は0番ホームです.

 境線は各駅ごとに水木しげる氏の絵が描かれたプレートがあり,停車ごとに車内を走り回って,撮影ポイントを探して写真を撮っていた(なかなか恥ずかしいものがあったが,私以外にも結構走り回っている観光客も多く,目立つことはなかった.地元の人もこんな観光客は慣れっこになっているのか,気にしていないようであった).

Kitaroueki 終点境港駅は別名鬼太郎駅です.

 終点境港駅で下車し,メインストリートである”水木しげるロード”を歩いてみた.道路沿いにたくさんの妖怪のブロンズ像がある.ああこれは高女だ,これはあかなめだと妖怪の名前が次々と出てくる.我ながら勉強の成果に驚くのだった.水木しげるロードの終点近くの交差点を右に曲がり,妖怪検定の会場である,境港市商工会議所を目指した.会議所ではすでに多くの受験者と思しき人々が来ている(鬼太郎やねずみ男の着ぐるみも来ていた).受付を済ませて会場に入り(当初の見込み以上に受験者が多く,4箇所くらいの会場が用意されていた),自分の座席を確認して座った.あたりを見渡すと,何人かの受験者が一心不乱にテキストを勉強している(なかにはテキストの重要項目に蛍光ペンでしるしを付けている人もいる).こりゃ大変だとばかりに自分もテキストを開いて勉強したのだった.

Kaijou 試験会場にて,開始30分前.静かに勉強しています.

 13時40分頃から試験の説明が開始される.試験開始後15分間は退出できないとか,机の上には筆記用具以外は置いてはいけないとか,不正行為があった場合は失格だとか型どおりの説明が行われた(さすがに観光的な試験のため,試験官もほのぼのとしていた).その後試験問題が配られる.答案用紙はなく,問題用紙に直接書き込むスタイルであった.

 14時に試験開始,思ったよりやさしい問題が多く,あっという間にできあがってしまう.開始15分で退出する人が続出していました.問題はというと,基本的に水木しげるロードにある妖怪のブロンズ像の写真を見て答えるスタイルで,多くが3択(時に4択)でした.問題の内容は後でアップします.問題数は全部で50,おそらく1問2点の100点満点かと思います.自分の印象は?というと,70%はできているでしょう.結果は今週末発表だそうです.

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