講演の秋
読書の秋という言い方があるが,暑い夏が終わって涼しい秋になると,なんとなく頭が冴えたような気がしてくる.そんな理由もあるのか,秋になると学会や各種研究会・講演会が目白押しになり,私のところにも,時々講演の依頼が舞い込んでくる.
私の講演の内容はというと,新選組やビザンチン帝国史について語るわけにもいかないため,専門である神経内科領域の話になる(これでも一応神経内科医なので).神経内科疾患といえば,脳卒中,アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患,てんかんや頭痛,めまいなどが該当する.幅広い神経疾患のなかで何を話すのかは,講演会の主催者側の意向で決まるのだが(こっちから演題を指定できるほど偉くないので),私に依頼してくる人達は頭痛やパーキンソン病を指定してくることが多いようだ.
実は10月に講演が2つある.10月13日(金)と10月20日(金)である.前者は地元の医師会主催,後者は製薬メーカー主催で盛岡市で行われる.講演というのは準備期間もあるため,大抵本番の数ヶ月から半年前に依頼が来るのだが,私のような忘れっぽい人間は,直前になって慌てて準備に追われるというパターンが多い.今回も先週,今週と日常業務が終わってから,あくせくと準備していたのだった.ちなみにテーマは10月13日が「子供たちの頭痛」,10月20日が「パーキンソン病の薬物療法」である.頭痛は私自身が片頭痛持ちのため,結構力を入れている分野なのであった.
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