日本の珍名駅1 ”なんじゃい”
近年秘境駅が注目されており,このブログでも岩手県内の秘境駅としてJR山田線大志田駅,浅岸駅,三陸鉄道北リアス線白井海岸駅を紹介した.これら秘境駅は実際にそこに行ってみないと,本当に秘境駅なのかどうかわからないのであるが,ここで紹介する珍名駅はそのものズバリであり,時刻表を見ただけでそれとわかるのである.物好きな私には魅力的なところばかりで,機会を見つけては取材に出かけているのであるが,今日から不定期に,取材の結果仕入れたこれら珍名駅を紹介します.
記念すべき第1回は群馬県上信電鉄にある「なんじゃい」駅(南蛇井駅)である.JR上越新幹線と長野新幹線の分岐部にあたる高崎駅から西南西約20キロにある富岡市にその駅はある.
高崎で新幹線を降りて上信電鉄のホームに向かう.ホーム上に改札口があり,その手前に券売機があった.めざす「なんじゃい」は終点下仁田駅から2つ手前にある.乗り込んだ列車は2両編成のワンマン列車で,駅員がいない駅では先頭のドアのみが開いてそこから乗り降りするのだった.
揺られること50分待ちに待った(?)車内放送が流れる.「次は,なんじゃい.なんじゃい.降り口は右側です.」
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ここをクリックすると”なんじゃい駅”到着直前の車内放送が聞けます.
イントネーションがちょっと気になったが,「次はなんじゃい」と開き直られても,何がなんじゃいという感じであった.
(写真) ホームの看板にて.服装から学会の途中に寄ったことが見え見えです.
(写真) こうして「なんじゃい」とすごまれると引いてしまいます.
そしてここが「なんじゃい(南蛇井)」駅である.何の変哲もないローカル駅であり,駅前には自販機があった.駅舎の正面には屋根付きの有料駐輪場があり,「契約者以外は駐輪できません」と書いてあったが,契約者が少ないのかガラガラであった.一方その脇の屋根のないスペースには結構多くの自転車が停まっており,都会じゃあるまいし,こういう地域ではお金を払ってまで,自転車を停めるスペースを確保しようと考える人は少ないだろうと感じた.
(写真) 南蛇井駅正面です。
(写真) 右の屋根がある部分が有料駐輪場,左の空間がおそらく無料のスペースなのであろう.
ホームページ本編にも珍名駅のコーナーを設置しました(日本の珍名駅)
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