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2006年8月19日 (土)

球界の盟主とは?

 8月の第1週末に江戸表に行った際,千葉マリンスタジアムに野球を見に行った.週末とはいえほぼ満員に膨れ上がったマリンスタジアムであったが,20年以上前のオリオンズ時代のロッテを知るものにとっては感慨深いものがあった.当時のロッテはお世辞にも人気球団とは言い難く,本拠地の川崎球場はいつも閑古鳥が鳴いている状態であった(バックスクリーン付近に入ったホームランボールを,ポール際から走っていっても十分にゲットできるくらい客がいなかった.特に秋の消化試合の季節になると選手や関係者の数より客の数の方が少ない日もあったという).ただ昭和63年に当時の近鉄バファローズがシーズン終盤信じられない勢いで勝ち進み,最後のロッテとのダブルヘッダーで連勝すれば西武をかわして逆転優勝という日(いわゆる10・19)には川崎球場に超満員の客が詰め掛け,急遽テレビ中継もされるなど(確かテレビ朝日系だったと思う)大いに盛り上がった事もある(もっとも,客の99%は奇跡の優勝を願う近鉄ファンであり,ロッテと有藤監督は完全に敵役であったが).週末とはいえびっしり埋まったスタンドを見て大いに感慨に浸ったのだった.

Marine1  その時ふと頭に浮かんだのが,球界の盟主という言葉である.最近でも新聞や雑誌などでセ・リーグの読売ジャイアンツを指して球界の盟主という言い方をする人達がいる.しかし球界の盟主とはいったいなんだろうか? 私が思うには球界の盟主とは人気,実力もさることながら,野球界発展のための人材を多数輩出する球団でなければならないと思う.そういう観点からすると,かつての巨人軍は紛れも無く球界の盟主であった.選手OBが自軍のみならず各球団に散って,それぞれの球団の発展に尽力していたのである.古くは三原脩(あの大洋ホエールズを優勝させた),青田などがいた.その後広岡や森がヤクルト,西武両球団に果たした役割は大きいものだったし,高田も日ハムの監督・GMをやっている.王監督のホークスや日本球界に対する貢献度はいまさら言う必要もないだろう.

 しかし現在のジャイアンツをみていると,そういう人材が育っているとはとても思えない.むしろ逆で,他球団から人材をかき集めて辛うじてチームとしての形を維持している状態である(自分のチームすら自力で維持できない状態であり,とても他球団や球界全体を発展させる余裕はなさそうだ).

Marine2  そのように考えてみて,じゃあ今の球界の盟主はどこだろうと改めて思う.そうするとひとつのチームが浮かび上がってきた.福岡ソフトバンクホークスである.ホークスは昔大阪に本拠を構える名門チームだったが(現楽天監督の野村氏は昔ホークスの選手兼監督だった),長い低迷時代を経て福岡に移転し現在の形になっている.

 私がホークスがすごいと思うのはここ数年,毎年のように主力選手がチームを離れているのに,相変わらず優勝争いをしているという点である.FAで工藤が巨人に去ったのをはじめとして,井口,城島がメジャーに,村松がオリックスへ,小久保が巨人へと主力選手がごっそりと抜けてしまっているにもかかわらずチームが弱体化しないこの底力に感心するのである.これはつまりは選手を育成する機能がしっかり働いているからであろう(セ・リーグでいえばヤクルトスワローズも選手が流出しながら,なかなか弱くならないチームである).やはり次世代の選手をしっかりと育成しながら,しかも優勝争いもするのが,球界の盟主と呼べるチームのあり方であろう.井口,城島,松中,小久保といったホークス出身選手は間違いなく,将来の日本野球界を背負って立つ人材になるであろうと確信している私であった.

Marine3 (写真)敵地マリンスタヂアムでもかなりのホ-クスファンがいた.

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