ついに梅雨明け!
昨日8月2日でついに東北地方の梅雨が明けたらしい.今日は早速気温も上がり夏らしくなってきた.元々私の住む岩手県沿岸北部は夏でもあまり気温の上がらない地域である.一般に東北地方北部(青森,秋田,岩手)は緯度が同じならば,太平洋側に比べて日本海側のほうが温暖である.青森県津軽地方や秋田県は米どころとして知られているのに,反対の太平洋側はちょっとした冷夏であっという間に米の作況指数が低下してしまうのであった.これは北東北太平洋岸にはヤマセという冷たい北東の風(極偏東風)が吹き込んでくるためである.このため同じ青森県でも津軽半島は古くから栄えてきたのに,反対側の下北半島は明治になってからようやく開発が始まったのであった.戊辰戦争後に会津藩の人々が移封された斗南藩はこの下北半島地域にあり,平成の現在でも稲作が難しい地域である(このことからも,当時の会津藩の人たちの苦労がしのばれる).ちなみに新選組副長助勤で,維新後会津藩と行動をともにした斎藤一が斗南藩時代住んでいた地域は五戸(ごのへ)といって,青森県の太平洋側(三八上北地方)にあり,私が住んでいるところから比較的近い.このことからも私の住む地域の夏があまり暑くないことがわかるのであった.
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