健康講演会
今日は地元の住民を集めて健康講演会があり,その講師として出向いてきた.
この企画はうちの病院が中心になって年に1~2回開催しているもので,今回で13回目を数えるのだという.講演の内容は住民のアンケートなどを基にしており,今回は子供の発熱と脳卒中がテーマと決まり,地元の小児科の開業医の先生と私が講師に指定された次第であった.研修医やコ・メディカルを対象とした講演なら何回かやったことがあり資料(最近はほとんどPower Pointを使っている)も完成しているのだが,一般住民が相手となれば内容を変える必要がある.まず専門用語は一般的な用語に置き換え(例: 血管閉塞 → 血管が詰まる,脳組織が壊死に陥る → 脳みそが腐るなど),またあまり堅苦しい話ばかりだと飽きられるので適当に肩のこらない話も混ぜたりする.何とかなるだろうと直前まで準備を怠っていたため大慌てで資料を作る羽目になり,結局決定版が完成したのはなんと本番の1時間前であった.
開始30分前に会場入りする.既に事務方が来ていて準備に余念がない.PCとプロジェクターを接続し,きちんと写ることを確認した.この頃になるとお客さんが三々五々やって来る.午後2時に講演会が始まった.最初に小児科の先生の話があり,ついで私の講演となった.東北地方は昔から塩分の多い食生活だったためか高血圧から脳卒中になる人が多く,関心も深い.みな熱心に聴いてくれていたようだった(飽きられないように5月のひの新選組まつりの写真も混ぜておいた).
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