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2006年7月27日 (木)

モーツァルトの祟り

 最近,プロ野球セリーグの読売ジャイアンツの調子が悪い.4月は結構良かったが5月以降,特に交流戦開始後は連敗,連敗,また連敗で,その負けっぷりは悲劇を通り越して喜劇的ですらある.世の中の人はその原因を,やれ怪我人が多いとか,FAに頼る補強の仕方が悪いとかいろいろ言っているが,私とKはこれはモーツァルトの祟りだと信じている.今年2006年はモーツァルト生誕250年の記念の年である.そのためNHK BS2およびBS Hivisionで「毎日モーツァルト」という10分間番組を月~金曜日まで毎日放送している(大体朝と夜の2回BS2,BSHiで合計4回同じものが放送されており,ウチのKは毎日その全てを見ているらしい).

 話は5月4日にさかのぼる.この日甲子園で阪神-巨人戦が行われその模様がNHK BS Hivisionで放映されていた(らしい).試合は白熱した展開となり延長戦に突入,民放地上波と違ってNHK BSは試合終了まで中継するため,以後の番組が延期または中止になっていった(らしい).何も知らないKはいつものように,その日最後の「毎日モーツァルト」を見るために21時45分ごろテレビを付け,BS Hivisionにチャンネルを合わせた.すると突然原監督のアップが,なんだこれはと思う間もなく画面に「本日の毎日モーツァルトはお休みします」というテロップが,Kは烈火のごとく怒る.「野球の試合ごときで”モーツァルト”を流すとはけしからん」というわけである.結局試合は延長の末阪神がサヨナラ勝ちを収めたのだが,収まらないのはKで,「こんなことをやっているとモーツァルトの祟りがあるよ」と怒っていたのだった.その後,連休明けの交流戦からジャイアンツの喜劇的な凋落(なにしろ30試合で4勝26敗という,去年の楽天イーグルスをはるかに上回る負けっぷりであった)が始まったのだから,本当にモーツァルトの祟りかもしれないと思った次第である.

 そして今日また「毎日モーツァルト」が野球で流れた.BS Hivisionの巨人-広島戦(東京ドーム)が延長にもつれ込んだのである.結局試合は巨人が勝ったらしいが今回モーツァルトの祟りはどちらに向かうのだろうか,読売か広島か,興味が尽きない私であった.

 注) 毎日モーツァルトが流れたのはこの野球2試合の他,テニスのウィンブルドンで1回,北朝鮮のミサイル発射で1回の計4回である.特に北朝鮮のミサイル発射の時,Kはモーツァルトの祟りで北朝鮮に台風が直撃すると予言していた.

Geburghaus (写真)ザルツブルグのモーツァルトの生家(今度はどこに祟るのだろうか)

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