2015年11月 4日 (水)

晴れの特異日

 11月3日は晴れの特異日といわれます.前後の日に比べて統計学的に有意に晴れの日が多いからというわけですが,今年の11月3日は一日フリーの休日ということで,信州南部地方に繰り出すことにしました.朝一番で出かける手もあったんですが,せっかくだからと11月2日の夕方に自宅を出発,岐阜県中津川市のホテルに前泊です.

 11月2日は一日雨模様でしたが,一夜明けた3日は予想通り晴れの良いお天気です(さすが晴れの特異日).朝食後ホテルを出発,まずは県境を越えて長野県南木曽町に入ります.目的は日本の滝100選に入っている田立の滝です.国道19号線から北に入っていきます.狭い道を15分ほど走って駐車場に到着です(休日ということもあるのか,10台近く停まっていた).

Pb030067 (写真1) 田立の滝入口の粒栗平駐車場

 田立の滝とはいっても,そういう名前の滝があるわけではなく,木曽川水系坪川流域に点在する複数の滝の総称のことです.駐車場から遊歩道をひたすら歩いていきます(入り口に協力金として一人200円入れるためのボックスがある).道は比較的整備されてはいますが,古くなった木道や吊り橋などもあり,気を付けて歩かないと危険な箇所も多いです.

Pb030436 (写真2) 螺旋滝

 約40分ほどで最初の滝,螺旋滝の入り口に到着,ここから川まで急な下りとなります(ここは遊歩道というより登山道といった感じ).螺旋滝はその名の通り,らせん状に水が落ちる滝でした.

 来た道を引き返して本道に戻り先へ進みます.数分で洗心滝に到着,ただこの滝は遊歩道からは木の陰になってよく見えません.パンフレットの写真だと,正面からバッチリ見えているんですが,近くを見渡しても滝への入り口はなく,仕方なくそのまま通過しました.

Pb030091_2 Pb030445 (左写真3) 不動岩(最終的にあそこまで登りました),(右同4) 霧ヶ滝

 そこからさらに上流に向かうと,霧が滝,天河滝と規模の大きな滝が続きます.特に天河滝は落差40メートルとこの田立の滝群の主瀑的立場にある滝です.昨日は雨だったとはいえ,最近は晴れが続いたせいか水量は少な目でした(少なくともパンフレットの写真の滝よりは少ない).

Pb030457 (写真5) 田立の滝の主瀑,天河滝

 ここでしばし休んだのち,再び遊歩道を登っていきます.登り切ったところに天河橋という吊り橋がかけられていて,ここから見上げるのが不動滝です.実はこの直上に不動岩という巨大な岩があって,その直下の滝ということです.この不動滝が見える場所から古い木道がつづら折れになって一気に登っていくポイントがあり,ちどり橋と呼ばれているようです.手すりも付いているんですが,結構古く,崩れたら大変だなと思いながら登っていきました.

Pb030474 (写真6) 龍ヶ瀬

 ちどり橋を登りきると,川が浅瀬になったところに出ます.ここが龍ヶ瀬と呼ばれる場所で,ほかの観光客が昼食を摂っていました.

 そこから少し行ったところに再び川を渡る橋があり,ここから鶴翼の滝が見えました.本来ならこの更に上流にそうめん滝という変わった名前の滝があるんですが,残念ながらこの先通行止めということで断念し,そのまま不動岩の山頂の展望所へ,結局駐車場からここまで2時間半の行程でした.ここで休憩,昼食をいただきます.晴れて眺めが最高でした(帰路は元の道を引き返します.ひたすら下りなので1時間半で戻れました).

Pb030480 Pb030498 (左写真7) 不動岩からの木曽の里と山々,(右同8) 紅葉がきれいです

 駐車場でしばし休んだのち,ちょっと離れた場所にあるうるう滝へ(ここも田立の滝のひとつ).天河滝ほどではないですが,落差のある滝でした.

 この段階ですでに午後3時,この後は隣の飯田市に向かいます.今度の目的は日本の道100選に入っている並木通り,ここは道の中央にリンゴの木が植えられていることで知られています.4時過ぎに到着したんですが,この日は市内でイベントが開催されていた模様で,その後片付けやら何やらで関係者が走り回っていました.

Pb030192 (写真9) 日本の道100選,飯田市の並木通りです

 日本の道100選散策はただ道を歩くだけではなく,それを顕彰した碑(顕彰碑)を探すというオリエンテーリング的な要素があります(結構これで苦戦することが多い).この日の並木通りは全長が短い(400メートルほど)のですぐに見つかりましたが,なんと顕彰碑の目の前にイベント用のパイプ椅子やテーブルを積んだ台が置いてあるじゃないですか! 写真を撮りたいのになぁと思っていたら,係員のおじさんが気づいたのか,「あっ,写真ですね.今どけますから」といって椅子やテーブルを移動してくれました.感謝して写真を撮ったのは言うまでもありません.飯田の商店街は結構活気がありそうで,今度また時間をかけて散策してみたいなと思いました.

Pb030209 Pb030206 (左写真10) リンゴがたわわになっていました,(右同11) 顕彰碑

 そのまま5時過ぎに帰路につき,家に着いたのは10時近く,非常に充実した晴れの特異日でした.今回は訪問できませんでしたが,付近にある妻籠宿や柿其渓谷も行ってみたいです.

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2015年9月15日 (火)

滝と研修会

 最近所用で出かけることが多かったんですが,昨日(9月14日)は産業医の研修会のために甲府に出かけてきました.

 甲府市内にある山梨産業保健総合支援センターは産業医の研修会を頻繁に開催しており,しかも無料というのが魅力です.一般に参加費無料の研修会は人気が高くて,東京や神奈川あたりだとあっという間に定員いっぱいになってしまい,しかも地元の医師会員優先だったりするのでなかなか参加できないんですが,この山梨の研修会はそうした無料の研修会の中ではかなり参加しやすいのが魅力です

 もっとも一般の産業医研修会は平日夜とか土日とかに開催されることが多いんですが,山梨のそれは平日昼間に開催されているというのも比較的間口が広い理由かもしれません.この日も月曜の午後開催となっていました.今回は分け合って有休を使って出かけてきました.

 当地から甲府までは電車だと3時間かかるんですが,車で行くと2時間ちょっとで到着します.いつもは電車で行くんですが,この日は車にしました.理由は,せっかくだから山梨県の100選滝を訪問したかったから(これが有休利用のわけ 笑).

P9140007 (写真1) 林道の途中からの遠望

 山梨県には100選に選ばれている滝が3つあります.甲府郊外の昇仙峡にある仙娥滝,山梨市の有名な西沢渓谷内にある七つ釜五段の滝,そして北杜市の奥地にある北精進ヶ滝です.今回訪問したのは一番最後の北精進ヶ滝です.

 滝を訪問して午後の研修に間に合うように時間を算段した結果,この日の起床は5時!,自宅から国道255号線,東名,東富士五湖道路を経て中央道に入ります.須玉ICで降りて西へ,どんどん山奥に入っていって精進ヶ滝林道をひた走ります(林道とはいえほぼ舗装されていて走りやすい道だった).終点の精進ヶ滝駐車場から遊歩道を40分ほど歩いて展望所に到着しました.

 北精進ヶ滝は落差120メートルと一段の落差では日本でも有数の規模を誇っています.遠望でしたが見事な雄姿を堪能しました(尚,その気になれば滝壺まで行くことも不可能ではないようですが,基本的に踏み跡だけで正式な登山道があるわけではないこと,沢登りなどが必要になることから,現在の自分の技術と装備では無理と判断し先には進みませんでした(いつかは行ってみたいですが).

P9140091 P9140049 (左写真2) 北精進ヶ滝(手前は九段の滝),(右同3) 立ち入り禁止の看板が!

 その後は来た道を戻って甲府市内の山梨県医師会館へ.近くで昼食を摂ってから会場に入りました.この日のテーマは長寿社会と生活習慣病,講師は山梨県立大学の小田切陽一先生,地元山梨を中心に,全国の生活習慣病等の傾向から将来の予測まで非常に興味深いお話でした.

 終了後はこの日最大の目的だった研修シール(産業医の更新の際必須になる)をもらって家路についたのでした.

P9150062 (写真4) 研修シール

 日本の滝100選,山梨県は残すところ西沢渓谷だけとなりました.まもなく紅葉の時期になるので,また産業医研修会にかこつけて訪問したいなと思ったのでした(もちろん出張扱いではなく年休で 笑).

 

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2015年8月30日 (日)

日本の滝100選の話題

 先週初めにやってきた台風15号とともに夏の暑さも飛んでいったのか,先週後半からかなり涼しくなってきました.

 今年の夏は比較的大きな旅行は7月の立山・黒部の家族旅行だけだったんですが,その他に日帰りの小旅行や出張のついでを利用して,近年の趣味のひとつになっている日本の滝100選巡りをしていました.その成果をホームページの方にアップしています.

 日本の滝100選38 称名滝

 日本の滝100選41 米子大瀑布

 日本の滝100選36 苗名滝

 日本の滝100選37 惣滝

 日本の滝100選66 那智滝

 日本の滝100選96 むかばきの滝

 全国の100選滝のうち,訪問済みは合計35か所となりました.これから秋を迎え,滝の散策には絶好の季節になります.できれば年内にあと5か所くらいは行きたいと考えています(難易度の高い滝がほぼ手つかずで残っているというウワサもありますが).

Shomyo6Yonako8_2 Naena2 Sou6 Nachi2 Mukabaki6 (上段左から) 称名滝,米子大瀑布,苗名滝.(下段左から) 惣滝,那智滝,むかばきの滝

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2015年8月 3日 (月)

真夏の滝めぐり

 8月になりました.先月の立山・黒部旅行のレポの途中ですが,今日はちょっと違う話題を取り上げます.今年の8月には都合5回の日曜日があるんですが,実は2日以外の4回はすべて予定が詰まっています.すなわち,好きなことができる唯一の日曜日が昨日の8月2日だったというわけで,この貴重な休日を有効活用すべく,信州方面に出かけてきました.

 1日は夕方まで仕事,その後新幹線で合唱団の練習に向かいます.予定では19時過ぎに到着できるハズだったんですが,山手線が止まるアクシデントがあり,着いたのは19時半近くでした.練習終了後地下鉄と埼京線を乗り継いで大宮へ,そこから北陸新幹線に乗って長野に着いたのは夜の11時でした(結局この日の夕食は駅で買ったお弁当 笑).

 長野駅前のビジネスホテルに一泊し,翌2日朝8時から活動開始です.今回の目的は長野市周辺にある3か所の100選滝を一気に回ろうという結構ハードなものです(長野県須坂市の米子大瀑布,新潟県妙高市の苗名滝&惣滝).元々公共交通機関は絶望的な場所が多いので駅前でレンタカーを借ります.林道を走ることになるので車種はもちろん軽自動車です(あとは安いからという理由も 笑).

P8020007_480x360 (写真1) 米子大瀑布駐車場

 最初の目的地は米子大瀑布,米子といっても鳥取県米子市ではなく,長野県須坂市米子(「よなこ」と読むらしい)にある大きな滝(瀑布)のためこの名があります.長野市内からひたすら東に向かいます.途中から狭くて曲がりくねった林道(いわゆるキック道)になり,すれ違いが難しそうなところも多いんですが,ちゃんと舗装されているので,去年の秋に行った秋田県の安の滝へのアプローチ道に比べるとだいぶマシだと感じました.約1時間ほどで滝の駐車場に到着,途中対向車には会わなかったんですが,駐車場には6~7台の車が止まっていました.ここにはトイレのほか簡単な案内所&売店もあります.ストックの無料貸し出しもあったのでお借りして滝を目指します.

P8020009_480x360 (写真2) 米子大瀑布への道

 道は登山道以上遊歩道未満といった感じで結構アップダウンもあります.歩き始めること30分ほどで最初の目的地米子不動滝に到着しました(米子大瀑布は不動滝,権現滝その他で構成される).ここ数日晴天が続いていたせいもあるのか水量はそれほどでもなかったですが,落差85メートルは見事でした.不動滝から徒歩5分くらいで今度は権現滝の見えるポイントへ.こちらは滝そばではなく遠望のみ,高さは75メートルと不動滝よりも若干低いようです.

P8020028_360x480 P8020016_1_360x480 (左写真3) 不動滝,(右同4) 権現滝

 権現滝スポットからさらに歩いていくと,トイレのある休憩所に到着.そこから少し歩いていくと,周囲が開けた高原の様な場所に出ます.ここが二つの滝が一望できる場所で,そばには日本の滝100選の標識もたっていました.実はここからさらに奇妙滝という滝に向かうコースもあるんですが,現在落石のため通行止めということで断念しました.

P8020055_480x360 (写真5) 両滝を一望する

 その後は再び険しい山の中のルートとなり,結局2時間ほどで駐車場に戻ったのでした.

P8020077_480x360 (写真6) 苗名滝のレストハウス

 この段階で12時,元の林道を戻り上信越道に乗って妙高高原インターで降りて,今度は妙高市の苗名滝に向かいました.この滝に行く道も米子大瀑布と同様狭い林道なんですが,さっきと違って対向車がたくさんやってきます.しばらく走って滝の駐車場に着きましたが,ここは地元では有名なスポットなのかたくさんの車が止まっていて,大勢の行楽客でにぎわっていました(家族連れが多い印象).駐車場から滝へも整備された遊歩道を10分ほどと手軽に散策できました(途中にあった人口の滝が仮面ライダーとショッカーが戦いそうな雰囲気でよかった 笑).

P8020110_480x360 P8020089_480x360 (左写真7) 人口の滝,(右同8) 苗名滝

 この苗名滝は高さは55メートルですが,周囲の柱状節理の断崖の風景と相まって絵になる滝でした(欠点はとにかく人が多いこと.ゆっくり堪能する風情はない 汗).ちなみに滝駐車場脇には釣り堀を併設した食堂があるんですが,ここの名物が流しそうめん.そういえば昔行った鹿児島の龍門滝そばにも流しそうめんが名物の店があったが,滝と流しそうめんにはなにか由来があるのかと思ったのでした.

P8020121_480x360 (写真9) ”いもり”はいないいもり池

 苗名滝の滞在を切り上げ,続いてこの日最後の目的地である惣滝を目指します.同じ妙高市にあるんですが,ちょうど妙高山を挟んで反対側になります.途中で「いもり池」という興味を引かれる名前の池があったために寄り道します.名前のイメージからいもりがたくさん生息しているのかと思ったんですが,その姿はなく水芭蕉の群生地になっているようです.その後赤倉温泉,関温泉といった温泉地帯を通ってどんどん標高を上げていきます.そしてちょうど行き止まりにある燕温泉手前の駐車場に車を止めました.

P8020127_480x360 (写真10) 燕温泉

 燕温泉は山奥の秘湯ムード一杯の温泉街でした.ここには名物露天風呂の黄金の湯(一応男女別になっている模様)がありますが,そこからさらに急な坂道を登ったところに惣滝を遠望できる展望台があります.息を切らしながら登ったんですが…

 霧に覆われて見えません… ((+_+))

P8020149_480x360 (写真11) 霧のかなたにかすかに見えます

 しばらく待っていると,一部見えてきたんですが,その後再び雲に覆われてしまいました.実は惣滝はこの展望台の他にも,温泉街から30分ほど歩いて滝そばまで行くことも可能なんですが,さすがにこの霧で断念しました(マジで遭難の恐れあり).燕温泉は雰囲気抜群なので,いつか泊りがけで再挑戦したいなと思いました.

 この後長野駅に戻ってレンタカーを返却,駅前の居酒屋で夕食を摂ってから新幹線で戻ったのでした.こうしてビザンチン皇帝唯一の8月フリーの日曜日は終わったのでした.

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2014年11月10日 (月)

続・続・日本の滝100選の記事

 ここ最近日本の滝100選関連記事の作成に取り組んでいたんですが,今回新たに5つの記事が完成しました.現在手持ちの滝100選はこれで全部になります(和歌山の那智滝は行ったことがあるんですが,写真が不十分なので再訪してから書きます).

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日本の滝100選23 華厳の滝(栃木県日光市)


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日本の滝100選25 吹割の滝(群馬県沼田市)


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日本の滝100選27 棚下不動滝(群馬県渋川市)


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日本の滝100選14 法体の滝(秋田県由利本荘市)


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日本の滝100選15 安の滝(秋田県北秋田市)

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2014年11月 4日 (火)

続・日本の滝100選の記事

 ホームページ本編に日本の滝100選の記事を新たに3つ作成しました.

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 日本の滝100選87 栴檀轟の滝(熊本県八代市)

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 日本の滝100選88 数鹿流ヶ滝(熊本県南阿蘇村)

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 日本の滝100選51 阿寺の七滝(愛知県新城市)

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2014年10月21日 (火)

日本の滝100選の記事

 以前ここにもお知らせしたように,日本の滝100選の記事はホームページ本編の方に載せることにしました.なのでこちらには完成のお知らせを書いておくことになります.

 今回3つの記事が完成しましたのでお知らせします.

Kanabiki9

 日本の滝100選56 金引の滝(京都府宮津市)

Nunobiki6

 日本の滝100選61 布引の滝(兵庫県神戸市)

Minoo2

 日本の滝100選57 箕面滝(大阪府箕面市)

 よろしければ見てやってくださいませ !(^^)!

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2014年6月 1日 (日)

日本の滝100選15

日本の滝100選 丸神の滝(28番)

 久しぶりの日本の滝100選の話題です(調べたら今年の3月24日以来だった).本日のテーマは埼玉県秩父郡小鹿野町にある丸神の滝,埼玉県内で唯一,日本の滝100選に選定されている滝です.

P9230698

(写真1) 丸神の滝

 丸神の滝は奥秩父の小森川の支流である滝越沢にかかる滝です.滝は全体が三段になっており,その全体の落差は76メートルに達します(一段目12メートル,二段目14メートル,三段目50メートル).ただ滝の全貌が見渡せるスポットはなく,アプローチの途中にある展望台から一,二段目が,滝下から三段目を見ることができるだけです.

P9230667 (写真2) 滝へのルートは2つです

 アプローチはバスもしくは自動車となりますが,どちらの場合でも県道367号から遊歩道に入っていくことになります.遊歩道は県道の西側,東側それぞれにありこの2つの道は滝下で合流します(なのでどちらから入っても大丈夫です).

P9230670 P9230710 (左写真3) 東ルートの入り口,(→同4) 西ルートの入り口

P9230702 (写真5) 展望台からの全景

 滝下までの所要時間は東ルートが20分,西ルートが25分と東ルートの方が短くて勾配も緩やかなんですが,西ルートには途中に滝の一,二段目を眺める展望台があるので,往路・復路のどちらかは西ルートを通ることをお勧めします(私は東から入って西に抜けるコースにしました).ちなみにバス停および駐車場は東ルート入り口付近にありますが,両ルートの入り口は徒歩圏内なので問題ありません(駐車場にはトイレもあるのでここで用を済ませるとよいでしょう).

P9230703 (写真6) 滝の一段目と二段目です

 東ルート入り口の橋を渡りキャンプ場の中を通って歩いていく.勾配は徐々に大きくなっていくのだが,思ったほどではなく比較的歩きやすい道です.結局20分かからずに滝下に着きました.ここからは滝の三段目を見上げる構図になります.途中で二股に分かれて落下する50メートルの滝が見事でした.

P9230677 P9230673 (左写真7) 遊歩道です,(右同8) 小森川水系滝越沢

 そこからさらに道なりに進むとこちらが西ルートになります.ここは先ほどとは打って変わって急こう配,運動不足の身には堪えます(笑).道をほぼ登りきったところに展望台があって,ここからは滝の一,二段目が見えました(一段目はちょっと陰で見えにくいですが).そのまま今度は下りです.ところどころ滑りやすいところや岩場があって鎖が張ってある部分もありました.

(訪問日 2013年9月23日)

P9230692 (写真9) 丸神の滝全景

アクセス 秩父鉄道三峰口駅もしくは西武秩父駅から小鹿野町営バス利用となります.ただしどちらも直行はできず,小森バス停もしくは薬師の湯バス停での乗り換えが必要になります.滝前バス停からは遊歩道はすぐです.

観瀑のハード指数(★★☆ ややハードです) 遊歩道は整備されていますが,それなりのアップダウンがあります.

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2014年3月24日 (月)

日本の滝100選14

日本の滝100選 仙娥滝(34番)

P6180122 (写真1) 仙娥滝

 久しぶりの滝100選シリーズです.滝は山深い場所にあるケースも多いため,どうしても冬はシーズンオフといった印象になります.ここを訪問したのは実は昨年の6月のことです.

 仙娥滝は山梨県甲府市郊外にある著名な観光地昇仙峡の最深部にあり,富士川の支流である笛吹川のさらに支流の荒川にかかる滝です.落差は30メートルほどで,地殻変動によって川に断層が生じてできた滝だといわれています.ちなみに滝の名前である仙娥とは中国の神話に登場する嫦娥という名の月に上った仙女にちなむのだそうです.

P6180111 P6180113 (左写真2) 荒川,(右同3) 仙娥滝入り口

 有名な観光地にあるために交通の便も良好です.今回は仕事で甲府に行ったついでに足を延ばしました.甲府駅から昇仙峡行きのバスに揺られること1時間,滝上バス停で下車します(気合があるなら下界の昇仙峡口で降りて歩いて登るのも可).荒川に架かる橋を渡ると,お土産物屋さん地帯を通過,仙娥滝入り口の看板をくぐって進みます.遊歩道のようなところを数分歩くともう滝が見えてきました.

P6180149 (写真4) 昇仙峡を代表する景観,覚円峰

 たしかに地殻変動か何かで川が崩落したかのような地形になっています.滝はその段差を水しぶきを上げながら落ち込んでいました.

 仙娥滝からさらに遊歩道を進んでいくと,昇仙峡を代表する景観である覚円峰や石門を楽しむことができます.この日は途中のグリーンラインのバス停まで30分ほど散策をしました.

P6180150 P6180146(左写真5) 石門,(右同6) 水墨画のような景観です

 (訪問日 2013年6月18日)

P6180119_2 (写真7) 昇仙峡案内板

P6180121 (写真8) 仙娥滝全景

アクセス JR中央本線甲府駅から山梨交通バス,昇仙峡滝上行きで60分,終点下車徒歩5分程度です.

観瀑のハード指数(★☆☆ ハードではありません) 観光地化されており,バス停からほど近くにあります.

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2014年1月14日 (火)

日本の滝100選13

日本の滝100選 七滝(12番)

 今年最初の日本の滝100選の話題です.今回取り上げるのは秋田県小坂町にある七滝です.

P6110075_2(写真1) 七滝

 十和田湖の外輪山のひとつである杉沢山を源流とする七滝沢が荒川川と合流する地点にある滝で,七段にわたって,60メートルの落差を持っています.一般に滝100選に選ばれれているところは,自動車通行可能道路から遊歩道に入って何十分か歩いてたどり着くような場所が多いんですが,この七滝は十和田湖と大館市を結ぶ,通称樹海ラインのすぐわきにあります.ですから道路からでも滝の姿を見ることが来ます.ただし,七段の滝はあちこち方向を変えながら落ちているため,一ヶ所から見てその全貌をつかむのは困難です.

P6110074(写真2) 七滝神社

 滝のそばには七滝神社がありますが,これには以下のような伝説があります.

 その昔,七滝村に孫左衞門という大地主がいた.当時から七滝には不思議な力があると恐れられ,物を投げ入れることは禁じられていたのだが,孫左衛門は自分の力を誇示するために,七滝に七十余りの薪を投げ入れた.薪が四段目の滝壺に落下すると同時に,天地を揺るがす大鳴動と共に,水の中から苦痛のうめきが聞こえはじめ,薪は二度と浮かび上がってはこなかった.今更ながらに滝の恐ろしさに震え上がった孫左衛門は,とうとう病の床についてしまった.実はこの滝は大蛇の化身,夢枕に現れた傷だらけの姿の大蛇は恨みを語り,孫左衞門を苦しめた.彼は深く反省して七滝に神社を建立し,自らの罪の許しを請うたという.

P6110078P6110095(左写真3) 紅葉の時期にはさぞ美しいのでしょう,(右同4) 七滝と水車

P6110072(写真5) 案内文と菅江のスケッチ

 江戸時代後期の旅行家,菅江真澄は文化四年(1807年)に十和田湖旅行の途中にここを訪れ,詩とスケッチを残しています.

 現在七滝周辺には神社のほか,水車や道の駅などの観光施設も整備されています.

 (訪問日 2013年6月11日)

P6110088(写真6) 七滝の全景

アクセス 東北自動車道小坂ICから車で10分.公共交通機関ならJR花輪線十和田南駅からバスで小坂町へ(時刻表 ),そこからタクシー(10分)または徒歩(6km)

観瀑のハード指数(★☆☆ ハードではありません) 道路からも見えるほど至近です.

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